どすこい(安)

著者 :
  • 集英社
3.18
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本棚登録 : 396
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087745979

感想・レビュー・書評

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  • 『リング』、『すべてがFになる』、『パラサイト・イブ』など文壇のみならず世間でも話題になった作品が京極夏彦の筆で"デブパロディ"へと変貌!

  • 地響きがする――と思って戴きたい。
    はい、思いました。
    普段から、頭の中はお相撲さんでいっぱいでありますから、想像に容易いです。そうでなくとも、京極先生独特の綿密な描写。でも、力士姿の四十七士って・・・??
    こんなに訳のわからない内容なのに、京極マジックに何故か巻き込まれる。
    いったいどういうことなんだ?の一冊です。

  • 模倣と解体を楽しみましょう。

  • とうとう読んじゃいました。あまりに凄すぎる、京極作品。
    2日間でさくっと読んじゃいました。

    近頃は異常気象なのか、11月だというのにとても暖かですが、この本を読んでるとそれ以上に暑くなります。むさくるしいです。デブ満載です。しつこいです。くどいです。ギャグてんこ盛りです。あの本の厚さがうっとうしくなります。

    そう、この本は表紙(見た目)から中身から、全てが暑苦しいのです(笑)。

    何も考えてはいけません。
    それは時間の無駄というものです。
    ・・・そう、あるがままを受け入れるのです・・・。
    そうすればきっと、虚脱感に包まれますから・・・(??)。

    あっ。勘違いしないでくださいね。
    私はこの本を、とても楽しく読んだのです。
    元ネタの小説は読んでいないものもありますが、まぁ、知ってるとちょっとお得かな?くらいのものです。京極さんのファンじゃなかったら、もしかしてツライかも?の1冊。裏を返せば、ファンならたまらない1冊です(笑)。

  • 力士をモチーフにがんがんくだらない話を書き進めてたらできちゃいました、な一冊。

    出先で読んでて思わず吹き出しそうになっちゃいました。

    一話一話がそんなに長くないのでテンポ良く読めるし笑えます。ほんとくだらないんだけど笑っちゃいます。各ストーリーが順番にリンクしているのが凝ってて面白いです。

    解説の喜国雅彦のこの一文がまさに的を射ていると思いました。

    『漫才師に芝居はできるが、役者に漫才はできない』

    こんなのも書けちゃう京極せんせいが、わたしは大好きです。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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