- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087745979
感想・レビュー・書評
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『リング』、『すべてがFになる』、『パラサイト・イブ』など文壇のみならず世間でも話題になった作品が京極夏彦の筆で"デブパロディ"へと変貌!
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地響きがする――と思って戴きたい。
はい、思いました。
普段から、頭の中はお相撲さんでいっぱいでありますから、想像に容易いです。そうでなくとも、京極先生独特の綿密な描写。でも、力士姿の四十七士って・・・??
こんなに訳のわからない内容なのに、京極マジックに何故か巻き込まれる。
いったいどういうことなんだ?の一冊です。 -
模倣と解体を楽しみましょう。
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とうとう読んじゃいました。あまりに凄すぎる、京極作品。
2日間でさくっと読んじゃいました。
近頃は異常気象なのか、11月だというのにとても暖かですが、この本を読んでるとそれ以上に暑くなります。むさくるしいです。デブ満載です。しつこいです。くどいです。ギャグてんこ盛りです。あの本の厚さがうっとうしくなります。
そう、この本は表紙(見た目)から中身から、全てが暑苦しいのです(笑)。
何も考えてはいけません。
それは時間の無駄というものです。
・・・そう、あるがままを受け入れるのです・・・。
そうすればきっと、虚脱感に包まれますから・・・(??)。
あっ。勘違いしないでくださいね。
私はこの本を、とても楽しく読んだのです。
元ネタの小説は読んでいないものもありますが、まぁ、知ってるとちょっとお得かな?くらいのものです。京極さんのファンじゃなかったら、もしかしてツライかも?の1冊。裏を返せば、ファンならたまらない1冊です(笑)。 -
力士をモチーフにがんがんくだらない話を書き進めてたらできちゃいました、な一冊。
出先で読んでて思わず吹き出しそうになっちゃいました。
一話一話がそんなに長くないのでテンポ良く読めるし笑えます。ほんとくだらないんだけど笑っちゃいます。各ストーリーが順番にリンクしているのが凝ってて面白いです。
解説の喜国雅彦のこの一文がまさに的を射ていると思いました。
『漫才師に芝居はできるが、役者に漫才はできない』
こんなのも書けちゃう京極せんせいが、わたしは大好きです。