- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087812916
作品紹介・あらすじ
わたしは、心を病んで捨てられた女たちをオーバーホールする。今、一人の女を捜して、広大な庭園に迷い込んだ。「明日からここに住みます」という手紙、ミユキは姿を消した。わたしは迷い、探し、信じる。救済という嘘に身も心も縛られながら…。いま、望みうる最良のエロスとは。
感想・レビュー・書評
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タイトルの割に結構良かった。
ただ、内容があんまり覚えてない。
男に飼われる女の描写はちょっとドキドキした。 -
「わたし」の回想と幻想的な庭園を彷徨う
2つのシーンから構成されているわけだが
描写の表現力は相変わらずすごいな、と思う。 -
気付いたら見覚えの無い庭園にいた私。ミユキという女を捜しにきたはずだったが。と言う感じで、傷ついた女性をオーバーホールする私の回顧録で話が進んでいきます。これが事実なのか、夢なのかなんなのか?つかみきれずに終わってしまった。自分の存在のあやふやさについて書かれた1冊なのかな?
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■内容
わたしはプラントハンター。どこか壊れた女たちをオーバーホールするのが仕事。快楽を仲立ちに、男と女はどこまで深く関与できるのか。男と女の関係性を、濃密な物語の中に問いかける問題長編!
■memo
出版社時代に買って自室の布団の中で3日間ぐらいかけて読んだけど苦痛極まりない本だったな。私は非常につまらなかった。この時期は私も読書力が足りなかったから今読んだら別の感想かもしれないけれど。でも意外にもすごく評価が高いので驚いている。 -
久しぶりの村上龍。あいかわらず、難しい理屈をこねるところが面白い。
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副題とは全く違う内容です。主題の方も、4girlsはわかりましたが、2daysは理解できませんでした。
テーマは人と人との関わりみたいなところでしょうか。
いくつかのパターンでリフレインが出てきます。書き出しのリフレインもそうですが、そうでない部分も繰り返しがあったように思います。
今起こっていることと、4人の女性にまつわる回顧が、断片的に絡み合うようにして語られます。
これらは村上龍の小説によくあるパターンですが、これが気になる人は読まない方がよいでしょう。
内容的には面白いと思いますが、少し冗長な部分が多いような気もします。