オリンピアナチスの森で

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 92
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087830958

感想・レビュー・書評

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  • 1936年のベルリン・オリンピックに関する本です。
    そして大会の公式ドキュメンタリーを制作したレニ・リーフェンシュタールのインタビューもあります。
    またレニは良くも悪くも映画史にその名の刻んだハイパービックネームです。
    私のような筋金入りのオリンピック好き(オタク)で、ドキュメンタリー映画好きには超オススメの一冊です。
    オリンピックとドキュメンタリーの両方に興味が無い方には絶対にオススメしません。
    読んでも何を言わんとしてるのか、理解しがたいと思います。

  • 「オリンピア ナチスの森で」沢木耕太郎著、集英社、1998.05.31
    334p ¥1,680 C0095 (2019.11.18読了)(2008.11.01購入)

    【目次】
    序章 階段から
    第一章 炎は燃えて
    第二章 勝者たち
    第三章 敗者たち
    第四章 九千キロの彼方
    第五章 素朴な参加者
    第六章 苦い勝利
    第七章 故国のために
    第八章 氷の宮殿
    終章 階段へ
    あとがき
    主要参考文献

    ☆関連図書(既読)
    「ヌバ」リーフェンシュタール著・福井勝義訳、新潮文庫、1986.05.25
    「ヒトラーの抬頭」山口定著、朝日文庫、1991.07.01
    「わが闘争(上)」ヒトラー著・平野一郎訳、角川文庫、1973.10.20
    「わが闘争(下)」ヒトラー著・平野一郎訳、角川文庫、1973.10.20
    「金栗四三と田畑政治」青山誠著、中経の文庫、2018.09.13
    「TOKYOオリンピック物語」野地秩嘉著、小学館、2011.02.12
    (「BOOK」データベースより)amazon
    1936年8月、ナチス政権下のベルリンで第11回オリンピックが開催された。ヒトラーが開会を宣言し、ナチスがその威信を賭けて演出した。その大会を撮影し、記録映画の傑作『オリンピア』二部作を生み出した天才レニ・リーフェンシュタール。著者は彼女にインタビューを試みる…。運命の大会に参加した日本選手団をはじめとする多くのアスリートたちの人生をたどる長編ノンフィクションの傑作。

  • 2016/04/22 読了

  •  浅く広く、というかんじで、少し物足りなかったかも。別の言葉では、ベルリン大会の包括的なノンフィクションとしては面白かった。

     それにしても60年以上前(98年当時)のことをよく調べたものだと脱帽です。

  • 1936年のベルリンオリンピック、ドキュメンタリー映画を撮ったレニ・リーフェンシュタール女史へのインタビューから始まる一冊。
    戦前のオリンピックのドラマは読んでいて面白く、また日本人の未成熟さも切なく…。
    いや、軍国主義とか嫌だわ~。社会も思想も。
    当時の選手たちの苦労も思いつつ、今の時代に暮らす幸せをかみしめてます。
    歴史をふまえて、よりオリンピックを堪能したいと思うところです。

  • 1936年のベルリン・オリンピックの全貌を、関わった人々(レニ・リーフェンシュタールや日本人参加選手等)への膨大なインタビューをもとに長編ノンフィクションとして編み上げた作品。

    勝者に限らず敗者にも(というか、むしろ敗者に)焦点をあてているところが沢木耕太郎的。臨場感と同時にそれぞれの参加選手の熱い想いが伝わってきて、泣けます。

  • <pre>資料番号:111110961
    請求記号:780.6/サ
    形態:図書
    内容:1936年夏、ヒトラーの威信をかけて開催さ
    れたベルリンオリンピック。その「民族の祭典」
    の真実の姿とは。記録映画「オリンピア」の監督
    レニ・リーフェンシュタールをはじめ、日本人選
    手等の証言から探求する。(TRC MARCより)</pre>

  • 3冊のシリーズになると聞いているが、なかなか次が刊行されない。昔、NHKで100mのアスリート達のその後を取材した沢木氏の番組があったが、あれが次回の「オリンピア」の内容だとうれしいのだが・・・。レニ・リーフェンシュタールの取材が生前にできたことが何よりです。

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

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