- Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088826691
感想・レビュー・書評
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7巻の表紙はダミアン。まあ、彼が主役と言ってもいいぐらいの活躍をしていますから。
己の現状を良い面も悪い面も隠さずに父親に語りかける勇気。突然の課外学習で背伸びしていた自分から解き放たれた無邪気さ。ババ抜きであえてババを引く紳士さ。
なかなかにエレガント。父親の期待に応えるため、というよりも父親に自分を見てもらいたいという願望のために、肩肘張って一生懸命背伸びしているダミアン。努力することは悪いことではないのですが、強すぎる力ゆえに一度へしゃげると立ち直れない危険性があります。鋭すぎる刃は壊れやすい、みたいな。
それを考慮してのガス抜き課外学習でありました。取り巻きの二人もいいのです。腰巾着的な立ち位置だったはずなのに、いつの間にか悪友、戦友みたいな位置にいる。釣り餌に拒否反応のダミアンをいじるところとかね。いいトリオですよ。最初はトリオなのでドロンジョ一味みたいな関係にしたかったと思うのですが、いつの間にやらいい感じになってました。ただの取り巻きは必要としていないですしね、ダミアン。お近づきになろうとする面々は、拒絶しているのが彼の自尊心だと思います。
この3人の関係性がよく出ていると思うのが、カバー裏のイラスト。精一杯デズモンド家としての威厳を示したダミアンをいじるアーニャに、爆笑のベッキー。
自分を実力以上に見せたことを自覚しているので、羞恥をこらえているダミアン。その影で笑いをこらえる二人。ダミアンの手前大っぴらに笑えないけど、だめだこらえられないでもこらえなきゃ、という二人。いいです。
アーニャへの恋心を自覚しないように必死な彼もまたよい。おじさん見てられない。普段は背伸びしている彼だからこそ、自分で抑えきれない衝動に葛藤するのが楽しい。かわいげがあります。あそこで自分の勝利を捨てて、アーニャのために泥かぶれるのは紳士です。まさにエレガント。
黄昏とボンド、フランキーとヨルさん、二つの凸凹コンビの活躍。
ユーリくんの裏の顔をもつ者としての葛藤。
などなどありまして、新展開のいばら姫on the豪華客船。
家族を持ったことで、殺し屋としての腕前が落ちたのではないかと疑われるヨルさん。黄昏も夜帷に疑われていましたね。管理官は仕事一筋には疑問符のようですが。
この上司と部下の考え方の違いみたいなのは、ちょっと対比されていて面白いな、と思いました。
WISEもガーデンも秘密警察も組織のTOPでは、互いに存在を知っていて殲滅よりも上手く利用することができないか、と水面下で動いている、とかないかな。その事実が明かされた時に、緊迫感がなくなってただのお遊戯会でした、みたいになりそうでダメか。
バチバチの抗争相手というのもいいのだけども、作風に合わないよなぁ。いずれ訪れるであろう黄昏・いばら姫の身バレの瞬間がどんな展開になるか、乞うご期待と言うところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
#漫画 #コミック #おすすめ本 #スパイファミリー #SPYFAMILY
ダミアンの友情物語が良かった。前巻のベッキーとアーニャの女の子の友情の対になるような感じの話ですね。 -
ステラが全然取れてないので懇親会には潜入出来ないが、入る前のデズモンドに接触できたところから。
基本バカバカしいんですけど、くだらな過ぎない展開で笑えます。
それぞれが適度にアホなのが面白い。
次巻は船上で護衛をするヨルが、〈黄昏〉達に気付かれず任務遂行が出来るのかというところから。
色々無茶しそうだなぁw -
デズモンドが謎。
これから徐々に明らかになってくるかなー
アーニャ、変わらずかわいいなー! -
遠藤さんは、感情を表出を上手く描くね!
SPYFAMILY展、とっても良かった! -
ダミアンの片思い甘酸っぺえ〜〜〜〜!!!!!
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ヨルさんの変わっていく気持ちが切ない。
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英語版
つい最近アニメで見たはなしの部分だったので理解しやすかった。
でも、なんで全部 大文字?外国の漫画吹き出しはみんな大文字なのか?読みづらい気がした。