銀の匙 Silver Spoon 2 (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 348
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091234278

感想・レビュー・書評

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  • 八軒が2巻で早々に例のあれを体験してて驚いた。しかも出来ないと思ったけど、そこはやはりやれば出来る子。あと稲田さんとこのDNA!わんこまで稲田顔で笑ったwwそして個人的に離農の件が気になる。駒場くんとこが心配。でも実際こんな感じの農家多いんだろうなぁと、途端に日本の農業が気になりだし、そう思わせる描き方をする荒川先生ってやっぱりスゴイと思った。

  • カバー裏の裏表紙に漫画が隠されている。

  • ピザを作ることになる八軒君。
    押し付けられたようなものですが、
    一生懸命調べてなんとかしようとしますし
    周りも助けてくれます。
    損なのは実際は辛いと思いますが、
    いい人の所にはいい人が集まる、というのは
    見ていて安心できます。

    稲田先輩は凄く好きです。
    名前をつけることを否定するわけでもなく
    小麦やベーコンも協力してくれますし
    客観的に冷静に話してくれて頼れる先輩です。

    美味しいものを食べたら笑ってしまう感じ
    すごくよくわかります。
    点数にもならないことに何日も費やした、と言いつつも
    みんなの笑顔を見えて笑顔になる八軒君。
    凄く良いです。

    御影の家に泊まり込みでバイトをすることになりますが
    田舎の”隣の家”の距離感を誤り迷子になる八軒。
    仕事もしてないし怒られる、が先に立つ彼に
    駒場やみんながまず心配しているというのが良いですが
    八軒君の育ってきた環境を思うとかなり共感してしまうエピソードです。

    駒場牧場の状態を目の当たりにして、
    休みなく働いているのに稼ぎが少ないのは
    おかしいと感じる八軒君。
    報われないものに敏感になっているのだろうと思います。

    鹿の解体をしろと言われたとき、
    おじいちゃんが「君の人生は教科書に全部書いてあんのかい?」と言いますが
    結構キツイ言葉です。
    私だったらイラッとしてしまいそう。
    嫌なら無理するなという駒場君もやっぱり良い人です。
    結局手を合わせてから解体に挑む八軒君、かなり偉い。

    内蔵などを捨てる話で、熊がよく出ることや
    害獣と言いつつ持ちつ持たれつで簡単に割り切れない
    という話がさらっと入れてあるのが良いです。
    自然と生きるということがどういうことか。
    熊出没のニュースが身近かどうかで、このあたりの受け止め方が変わってきそうです。

    スーパーが娯楽で
    100kmだから車で1時間くらい、というのも
    北海道あるあるですよね。

    タマちゃんの、農業は慈善事業ではない
    という言葉、本当にそのとおりで。
    経済動物だと突き放すけれど経営者の情で
    運営方法は変わる。
    答えは一つじゃなくていいんだ、と思う八軒君。
    勉強にこだわってきた彼にとって、
    凄く大きな気付きだったんだろうなと思うのです。
    そしてまた、タマちゃんがしっかりしていることについて
    ご両親は「もっとフラフラしてもいいのに」
    と思っているところも、新鮮だったのではないでしょうか。

  • 知らない世界なだけに、新鮮なことが多くて面白い。農業の問題はいろいろあるから、そこに若い世代がどう立ち向かうのか。そして、仕事や自然、生き物に対するスタンスなど、個人的なこともたくさん。人間らしくてあたたかみがあっていいんだよなぁ。

  •  ピザの話から始まって、子牛の出産に終わる第2巻。
     様々な葛藤や現実から逃げてきた八軒だけど、この巻から少しずつ自分のため・他人のためにいろいろ動き出すところが大きな見所の一つだと思います。
     個人的に「ピザの話」や「鹿解体の話」なんかは大好きで、単純な「面白さ」の中にも「生きること」「食べること」「そのために他の生物の命を奪うこと」といった、人間が本来忘れてはならない――けど自分を含めて、きっと多くの人が目をそらしてしまっている様々な物事について考えさせられる作品だと思います。

     とはいえ、難しいことを考えずに楽しく・興味深く読める名作。
     強力にオススメです!

  • ピザパーティーの回がお気に入り。食育って凄い。田舎+農業あるあるって衝撃の連続。

  • 無性にピザが食べたくなった!

  • 「八軒くんよぉ、君の人生は教科書に全部書いてあんのかい?」

    じいさん、その通りだわさ。

  • 八軒がピザ窯でチーズやベーコンなど助けを借りてピザを作って、工業高校と体育祭して、夏休みに入って、御影の家でアルバイトして、駒場の家に行って、鹿を解体して、多摩子のギガファームを見学して、牛の出産を体験した話。

  • ピザの話と、タマコが八軒に塩ぶん投げるところが好きです

著者プロフィール

荒川 弘は1973年5月8日生まれ、北海道出身の漫画家。
代表作『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス)、『獣神演武』(スクウェア・エニックス)、『百姓貴族』(新書館)。
1999年にエニックス21世紀マンガ大賞を受賞してデビュー。衛藤ヒロユキのアシスタントを経て独立。
大ヒット作『鋼の錬金術師』で、2004年第49回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。
2011年19号より『銀の匙 Silver Spoon』で初の週刊連載開始。同作で2013年第58回小学館漫画賞少年向け部門を受賞。

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