- Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091342072
感想・レビュー・書評
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【夏色のモンロー】
依頼:母のライバルだった女優の付き人のふり
【クレオパトラの瞳】
両堂沙都香(十文字花菜)主演映画エキストラ
【マスオさんになりたい】
依頼:ラブレターの配達
演技派俳優と美人女優の隠し子である小早川志緒。彼女のアルバイトは、その天才的演技力で個人的に依頼された人間を演じるプライベートアクトレスだった、というお話……の7巻目。
メインの話はクレオパトラなんでしょうが、話としては1話と3話のが好き。
温かいけど突き詰めると切ないなぁと。いや、それでも幸せなんだろうけど。
ちなみに2話は緒方正和の恋人のふりっこするあたりは結構好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
赤石マンガで一番お気に入りはこれです。オムニバス形式で読みやすいし今でも読み返す率が高いマンガ。
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「夏色のモンロー」
母の昔のライバル・大地瑠理子の付き人を演じることになった志緒。やっぱりまだ母の姿が気になるんでしょうか? まあ大女優だからね。
興味から引きうけた仕事だったけど、さりげなく最近出演した作品のことを持ち出すあたりはやっぱり上手いな。
それにしても女優も大変ですね。実際にも役のイメージ=本当の姿って思われることは多そうですね。
美しいうちに辞めてしまったほうがいいのかはよくわかりません。
香山まどかに敵意を表す志緒ですが、これは瑠理子のためというよりも中途半端で演技してる人に対して怒っているんですよね。挑発的だし…。
瑠理子さん、志緒の正体を見破るなんて鋭い。瑠理子の本心を見破った志緒もなかなかだけど。
本当はいい人なんですね。こういうライバルっていいな〜。
「クレオパトラの瞳」(前編・後編)
花菜復活の話とでも言うべきでしょうかね。薬を飲んでなおも手首を切るなんて、すごい死に方ですね美咲さん。
志緒はやっぱり変わっていますね。今まで自分の存在も知らずむしろそのせいで辛いことばかりあったはずなのに、緒方をよく決心しましたって抱きしめちゃうなんて。
怒ったり責めたり普通ならすると思うんですよね。P.A.をやっていろんな人がいろんな思いを持って生きているというのがすごくわかるから緒方も事情があったんだろうな〜って考えることが出来るんだろうね。名乗ることは出来なくても、きっと誇りに思っていたのね。
本当にびっくりしただろうなあ。いるはずのない花菜の声が聞こえたら…。しかも血で十字が書いてあったなんていう話を聞いてしまったら嫌でも思い出すだろうし。
今度逢ったら許さないと言っていた志緒だけど、また殺人事件が起こるとは思いたくなかったのでしょう。
記者会見で涙を見せる人ほどしたたかな人はいないと思うんだけどな。さゆりも見抜くくらいだから気になったんでしょうね。本当はかわっていて欲しかったのでしょうが…。
思い知らせてやると宣言する部分はかっこいいです。
いきなり十文字と呼ばれたらそりゃびっくりするでしょう。整形してるからその名前は呼ばれることはないはずなのに。
相変わらず人に取り入るのが上手いなあ。しかも緒方の名前を利用しようなんてやることが大きすぎだし…。
志緒、沙都香のことはすごいと思っているけれど、負ける気全然ナシだね。まあ、気合ですでに負けていたら勝ち目なんてないはずだけど…。
沙都香からしかけてきましたか…相手も負ける気ないんですね。まあ、それでようやく志緒が女優になる時がやってきたわけだけど。
役に沙都香がそっくりでも、感情的にならず冷静に演技できるのはやっぱりすごいな〜。
志緒が秘密をバラすかもしれないのに平然としてるその自信はいったいどこから来るのでしょうかね。
殺された人達の周囲の苦しみ・痛みをわかりながらも花菜に同情する優しさを志緒は持っているのですね。
演じることは感情が理解出来ないと、どんなに上手くてもそこまでで終わってしまうでしょう。さゆりの言うように色んな人の痛みがわかることはそれだけで武器になると思います。
それにしてもスキャンダルを狙うなんて沙都香も大した事はありませんね。演技に自信があるならそんな小細工いらないはずなのに。
志緒、宅急便の服なんてどっから調達したんだ?(笑) 緒方、すっかり頼りっきりだし…見事な脱出劇でした。協力者の本音を聞かせるなんてなかなかやりますね。沙都香にはこたえたでしょう。
邪魔をするなら殺すか…変わっていませんね。
どうして志緒はセリフをかえたのでしょう? 予感があったのかな? 志緒のセリフから考えると、心に聞かせて考えを改めさせようとしたのね。見事成功したけどやっぱりすごいな。今回は完全に沙都香の負けですね。
自分が仕組んだこととはいえ、死んだかと思って泣いちゃったのはちょっと意外だったかな? 演技でも殺人をさせたくなかっただなんて、本当に優しいのね。
「マスオさんになりたい」
ラブレターをかわりに渡してくれるよう頼まれた志緒。志緒の行く所に事件ありではないですが、火事に遭遇するなんて…。志緒がいたから福田さんは勇気を出して助けることができたのかな? それにしてもずっとそばにいたことに気付かなかったなんて…あの状況では当り前かもしれませんが。笑ってごまかそうとする所はお母さんそっくりかな? 裸足でかけていくなんて志緒ならサマになりますね。福田さんロマンチストなのね。まあ、志緒みたいな美人が突然目の前に現われたら当り前かもしれないけど。志緒は幸せを運ぶ天使みたいですね。人生うまくいく時はうまくいくものだけど…。しかもそのきっかけはささいなことだったりするのよ。
自分にあってないとかつまらないとか決めつけるのはよくないと思います。面白くするのは自分なんだよね。
奥さんがP.A.を頼んだ理由は何となくわかるような気がします。