坂道のアポロン (9) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.40
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本棚登録 : 1376
感想 : 123
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091344656

感想・レビュー・書評

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  • すっきり、綺麗に終わっていた。
    大人になった千太郎と薫が魅力的。
    ハッピーエンドで泣きそうになるなんて、してやられた。

    最後、駆け足みたいに終わった分、短編集が楽しみ。

  • めちゃくちゃ感動

  • 不良と優等生が仲良くなる。
    実に王道パターンのように思いますが、この漫画はその後ろに
    ①少年少女たちの育った環境
    ②淡い恋愛模様
    そして何よりも
    ③ジャズ
    の要素が加わることで差別化できています。
    主人公たち二人もただの凸凹コンビで面白い、ただの仲良し、というわけでは無く、お互いがお互いを(主人公の心理描写が中心ですが)羨望したり、嫉妬したり、見下したり、共感したり…微妙な感情がある上で信頼しあっていく、というのが好きなところです。

    それにしても、ジャズの演奏シーン。音が聞こえない紙の上でありながら迫力が出せるのはすごいです。
    最終巻では青春モノ(というくくりが正しいのかは知りませんが)ならではの「今この瞬間はずっと続かない」「みんな大人になり、変わっていく」という感じがよく出ていて、特にじんわりきました。

  • アニメのラストはマンガのラストとかなり違う、と聞いて9巻だけ読んでみた。あーなるほど!という感じ。この巻で補完された。
    アニメもマンガもどちらもいいね。物語としてはマンガのほうが納得できる終わり方だけど、アニメはアニメで千と薫の教会セッションが感動的に描かれていてそれはそれでよかったなあ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「と聞いて9巻だけ読んでみた。」
      そう言う読み方も有りですね(もっともアニメは見ていないので、それ以前の猫でした)
      「と聞いて9巻だけ読んでみた。」
      そう言う読み方も有りですね(もっともアニメは見ていないので、それ以前の猫でした)
      2014/04/21
  • アニメきっかけで、原作も読了。なんて綺麗な終わり方。最終巻の大学生活、確かにアニメみたいに切ってしまうのもありかも、とは思うけれど、クライマックスに向けてのラストの上り坂、なのかも。
    いろんな登場人物の心情が丁寧にリアルに描き込まれていて、スッと入り込むことができました。楽しい作品に出会わせていただいてありがとう。
    綺麗な終わり方だったので、BONUS TRACKを読むべきなのか…?迷い中(^^;)

  • 漫画喫茶で一気読み。一昨日ハチクロで同じことしてしまった。チクショー、こいつら二人の仲良しぶりが最高だなこのヤロー。うらやましいぜ。青春だねえ。ジャズを使った辺りがお洒落すぎる。定価で買い直したい。っていうかジャズを聴きたくなったよこれで(私がCD持っているのはチェット・ベイカーくらい)。本作(というか、これ読んでジャズを聞いてみようと思った人は多いだろオタクでなくても)がジャズ業界に与える経済効果は計り知れないだろうな。「ヒカルの碁」が囲碁のイメージを変えたみたいに。

    追記:同級生たちでジャズバンド組んで…ってどっかで聞いたことある設定だったなと思ったらアニメ「おじゃる丸」の通称トミーさん(カズマの祖父。眼鏡とループタイがお洒落な理系)と通称マイクさん(喫茶店マスター。昔はやんちゃだったっぽい)たちだった。
    (仲間たちは今もセッションをマイクさんの店とかでやっている)。
    トミーさんの奥様(故人でつまりカズマくんの祖母。かつて同級生たちのマドンナ(って設定だったよね確か)。トミーさんがゲット)は律ちゃん?!
     うわー薫と千太郎たちの半世紀後は想像したことなかったが千太郎はコーヒー仮面になってるのか。コスチュームは月光仮面に酷似のアレよりレスリー・チャータリスの「セイント」の方がいいんじゃない(神父の服着てるのか何分未読なので知らないが。他の神父の格好のヒーローと混同してるのかも)。これはこれでアリの気がする(笑)。

    追記2:淳兄の学生運動に挫折後、出版社勤務って当時は沢山いただろうが、真っ先に思い付いた似た経歴の実在人物…思わず亀和武さんを連想してしまいました。女性ファンには突っ込まれそうだが亀和田さんは若い頃沢田研二似だったっていうから(出典:ウィキペディア)許して欲しい。
    「ミッドナイトin六本木」の司会でドクター荒井を紹介する淳兄。
    マイナー劇画雑誌編集部時代に(言葉を選んでます)、吾妻ひでおに「不条理日記」を描かせ星雲賞を獲らせる淳兄。
    地方競馬上に入りびたる淳兄。
    SF作家としてデビューする淳兄。
    朝日新聞や週刊文春に連載を持つ淳兄。
    競馬エッセイでJR賞馬事文化賞を受賞する淳兄。いいじゃないですか。

  • 最終卷。
    姿を消した千太郎。
    東京の大学で医師を目指す薫は、再びジャズをはじめる。
    充実の生活の中でも、心には常に千太郎と律子がいた。。

    迷い悩みながら、全力でぶつかる高校時代。
    かけがえのない友との出会い、心から好きになる人との出会い。
    こんな青春送りたかったなぁ。
    途中で人気が出てアニメ化もしたけれど、最初からぶれることなく、無駄に引きのばすこともなく、きれいにまとめていた。
    何度も飽きることなく、むしろ読むたびに世界が広がってくように思う不思議な魅力の漫画。

    今巻には入っていなかったけれど、何気に小玉さんの短編が好きだ。
    次は短編集を買ってみようかなと思う。

  • スッキリ終わった感じ。
    次巻、番外編などあるらしいので、楽しみ☆

  • これ以上のハッピーエンドはないでしょうね。高度成長期、東京に人が集まり、かかわり合いが広く浅く過渡期を迎えはじめた時代。限られた人物と場所で迎えたエンディングには感動が詰まってた!

  • 良かった。
    追いかけていて良かった、出会えて良かったと思える漫画。

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