オバケのQ太郎 2 (藤子・F・不二雄大全集)

  • 小学館
4.17
  • (16)
  • (4)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 156
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091434074

作品紹介・あらすじ

★は初めて単行本に収録される作品です。
ネプチャ王子(64年50号)/ 魔法のやかん(64年51号)/ 戦争はおわったのに(別冊64年12月号)/ カゼきらい!(64年52号)/ ニコニコ運動(65年01号)/ おれは山男(65年02号)/ イヌに強くなろう(65年03+04号)/ バイオリンで倒せ!(増刊65年正月号)/ 為左衛門の秘宝(別冊65年1月号)/ カチカチ山の決闘(65年05号)/ むだづかいしよう(65年06号)/ 正義の味方モシモ仮面(65年07号)/ 8ミリ超大作(65年08号)/ オバQカー(65年09号)/ 決戦オバQとりで(65年10号)/ ナイババと四人の盗ぞく(65年11号)/ テレ助くん(65年12号)/ 春だ!!つりに行こう!!(65年13号)/ ヒマラヤの雪男(増刊65年春号)/ ぼくのコレクション(別冊65年4月号)/ あこがれのラーメン(65年14号)/ ニューモードを着よう(65年15号)/ ★Qちゃんの「美容教師」(65年16号)/ いたずらチャンピオン(65年17号)/ 歌手になりたい(別冊65年5月号)/ ★Qちゃん頭の毛を、よこせ(65年18号)/ オバケのおじさん(65年19号)/ あつかましいやつ(65年20号)/ 潮干狩り(65年21号)/ うそつきはだれだ(65年22号)/ ゆうれい村(別冊65年6月号)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドラえもんにオバケのQ太郎が出てきた回があって、借りてきてみたら「楽しい!!」と兄弟でハマりました。ちょっとした時間にパラパラ…がいいみたい笑。

  • 定期購読

  •  あの小池さんのラーメン愛がこれでもかと詰まった『あこがれのラーメン』が秀逸。

     だが……小池さんの嫁はこんな普通の人だったのかと。てっきり、ドラえもんの『ドラえもんの大予言』で出てきたように、夫婦親子揃って小池さんの顔をしているものかと(言い過ぎ)。もっとも、その嫁も後には全く登場しなくなるんだが……

  • 2位

    『オバQ』は太陽でした。
    長嶋茂雄でした。

    60年代の『オバQ』ってテンポがゆる~くて、
    今のマンガを読み慣れていると、もしかしたら
    最初は退屈に感じてしまうかもしれません。

    その点、70年代の『新オバQ』は
    畳みかけるようなドタバタギャグの連続で、
    今子供に読ませたらこちらの方が
    喜ばれるような気がします。

    『オバQ』がF・A・石森の三つ巴で
    描かれているのに対し、
    『新オバQ』はは正ちゃんと伸ちゃん以外は
    全てF先生によるものなので統一感もある。
    かわいいかわいいOちゃんの出番も『新オバQ』のみ。

    じゃあ旧『オバQ』の魅力ってなんだろう……
    となったら、やっぱりそのゆる~さに尽きます。

    正ちゃんのパパが
    「わしはついに課長になったぞ」
    と喜んでいるのを見てQちゃんは
    「なんだか知らないがいいことらしい」
    と思って正ちゃんに
    「正ちゃん、パパがガチョウになったよ、
     うれしいだろう」と間違えて伝える。

    これはギャグが笑えるというより、
    課長をガチョウだと思い込んでいるQちゃんが
    か~わいくてか~わいくてたまんないんですよね。
    「なんだか知らないがいいことらしい」
    ってのもなんだかいいと思いませんか。
    こんなハッピーなフレーズないですよ。
    やっぱりQちゃんは長嶋さんだ。

    『ドラえもん』が世界記録を打ち立てた王貞治なら
    『オバケのQ太郎』はみんなを笑顔にする長嶋茂雄。
    『ドラえもん』のキャッチフレーズが
    「日本一のおもしろまんが」なら
    『オバQ』のは「おへそも笑う、ゆかいなまんが」。
    『ドラ』は現役の大横綱、
    『オバQ』は伝説の大横綱。

    やっぱりドラとオバQあっての藤子不二雄ですね……。

    60年代の第一次藤子不二雄ブームを牽引したオバQ、
    80年代の第二次藤子不二雄ブームを牽引したドラ。
    どちらもオバQあるいはドラが時代を席巻し、
    ハットリくん・パーマン・怪物くんという
    大関・関脇級のスマッシュヒットが続きました。

    しかし今考えると80年代の
    ハットリくん人気ってすごいですね。
    二十年も前のマンガがアニメになって、
    あれほどの人気を博すなんて、
    普通はありえない。
    森茉莉も夢中になって
    『ドッキリチャンネル』で書いていたほど。

    しかしハットリくんのさらに上をゆくのがオバQ。
    60年代、70年代、80年代の三度に渡り
    アニメ化される、不死鳥のような人気者でした。

    60年代、70年代、80年代、
    どのアニメ主題歌も魅力的。
    主題歌ではないけど、私が藤子アニメソングで
    一番好きなのは「オバQ音頭」です。
    こんな能天気な歌があっていいんだろうか……。
    姫野カオルコさんは
    エッセイ集『愛は勝つ、もんか』で
    「オバQ音頭」を昇天ソングと名付けています。

    この底抜けの明るさは同時代のはやり歌、
    植木等の「スーダラ節」、
    坂本九の「幸せなら手をたたこう」、
    弘田三枝子の「バケーション」
    にも通じるものがあるように思います。

    昭和30年代の原っぱのような明るさ。
    その後弘田三枝子は整形とダイエットを重ね、
    長嶋茂雄は数年前に倒れ、夫人を亡くした。

    オバQも歳月と無縁ではいられない。
    大人向けの作品「劇画・オバQ」。
    Qちゃんが15年後、正ちゃんと再会し
    「無垢の喪失」を実感する哀しい短編です。
    この話が成立するのも、
    もともとQちゃんが無垢だからなんですよね。
    「劇画・パーマン」や
    「劇画・ドラえもん」は成り立たない。

    無垢はやがて消え去り、
    郷愁の対象になるものなのかもしれません。

    やがて『オバケのQ太郎』は
    無垢の喪失どころではない、
    全く洒落にならない事態に陥るのですが、
    それはまた別の話。

  • ネプチャ王子(64年50号)
    魔法のやかん(64年51号)
    戦争はおわったのに(別冊64年12月号)
    カゼきらい!(64年52号)
    ニコニコ運動(65年01号)
    おれは山男(65年02号)
    イヌに強くなろう(65年03+04号)
    バイオリンで倒せ!(増刊65年正月号)
    為左衛門の秘宝(別冊65年1月号)
    カチカチ山の決闘(65年05号)
    むだづかいしよう(65年06号)
    正義の味方モシモ仮面(65年07号)
    8ミリ超大作(65年08号)
    オバQカー(65年09号)
    決戦オバQとりで(65年10号)
    ナイババと四人の盗ぞく(65年11号)
    テレ助くん(65年12号)
    春だ!!つりに行こう!!(65年13号)
    ヒマラヤの雪男(増刊65年春号)
    ぼくのコレクション(別冊65年4月号)
    あこがれのラーメン(65年14号)
    ニューモードを着よう(65年15号)
    ★Qちゃんの「美容教師」(65年16号)
    いたずらチャンピオン(65年17号)
    歌手になりたい(別冊65年5月号)
    ★Qちゃん頭の毛を、よこせ(65年18号)
    オバケのおじさん(65年19号)
    あつかましいやつ(65年20号)
    潮干狩り(65年21号)
    うそつきはだれだ(65年22号)
    ゆうれい村(別冊65年6月号

  • 「役に立たない」

    というよしもと ばななのコメントには、本当に、なっとく。

    Qちゃんといえば、O二郎とかすぐ思い浮かぶのですが、2巻目では、まだ出てきていないです。

    あと、このマンガは、藤子 不二雄2人の名義になっているのにこの前気づきました。

  • 2009年9月25日購入

  • 全巻に続き少年サンデー連載分を収録。当時のドタバタ漫画としてあるいはスタジオゼロに関する貴重な文献として評価できるが、藤子・F・不二雄作品と思うとやはり毛色が違ってどうもうまく楽しめない。とはいえ幽霊とも妖怪とも違う「オバケ」を想像した藤子不二雄とスタジオゼロの面々の当時の熱気は存分に伝わってくる。
    ひどくぞんざいで傍若無人でありながら地域社会に居続けるオバケという異様な存在としてのQ太郎はその不気味な愛らしさで許容されている。
    解説はよしもとばなな。それほど大ファンだったとは。

  • -

全10件中 1 - 10件を表示

藤子・F・不二雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×