素晴らしい世界 (1) (サンデーGXコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.65
  • (390)
  • (414)
  • (874)
  • (46)
  • (9)
本棚登録 : 3625
感想 : 321
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091572110

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 被り物と体型のギャップ。

  • 再読。ワンダーフォーゲルが好き。いにおの描くメガネが好き。生きていればきっといいことがある。そんな風に思える1冊。

  • ずっと、ずっと読みたかったのになかなか読む機会がなかった本。やっと読めた~!

    すごい内容が描かれているはずなのに、それをすんなりと読めちゃうように描ける浅野先生に感心する。登場人物などがやんわりつながっていくのも面白い。
    人生の挫折感とか、若い時のうぬぼれとか。自殺しようとしたり、事故で死んじゃったり。青臭くて恥ずかしい。そんなのが「素晴らしい世界」には詰め込まれていると思う。私の人生も「素晴らしい」だろうか。

    大人になって再読したら違う視点で読めそうな気がする。また読もうと思う。

  • お気に入りの話がふたつ。
    『坂の多い街』どんな状況でも動物がしゃべるのは可愛くて面白い。カラスと少女の関係好きだ…消えてしまったのかあ…。時たま出てくるといいなあ…というか出てくるだろうけどあんなのなら私は大歓迎だ。
    『森のクマさん』かぶりものに弱い自覚はある。この女の子がめちゃくちゃ可愛い…こりゃ連れてきたくもなるわ。そしてちょうどいいかんじのラストが好み。

    『ナイスな社会人になるには、ナイスな生活からですよ』
    『ガキの社会はまるで世の中の縮図だな』
    『強気ないじめられっこのお嬢ちゃん!俺がなんなのかはもうわかってんだろ!?』
    『はは、そうきたか。ミラクルだなこりゃ。』
    『だから、お前を生かすも殺すも俺の気分次第ってワケなのな。』
    『フツー誰だって欲しいわな、金なんて。』
    『ぐえ。』
    『なんとなーくわかった。大変だね、あんたも。』
    『―で、おまえはツナマヨネーズとしそわかめ、どっちが好き?』
    『ぶっちゃけ、俺はお前じゃねえから、おまえの人生なん知らねえのさ。でもな、生きときゃ悪いこともあるが、いいことも必ずあるんだぜ。とりあえずがんばって生きときな。』
    『がおー』
    『欲しけりゃ持ってけえ!!』
    『こういう終わり方もアリだよな。』
    『いい曲だった。好きな感じの曲だった。』
    『「夢なんて手に入れたら、ただの現実だった」』
    『でも、よーく考えてみ。今の俺ってすっごく幸せなんじゃないの?』
    『問題なのはどこで生きるじゃなく、そこでどう生きるかってことなのな。』
    『早く気付いてください。早く僕たちを止めてください。』
    『幸せもいつか必ず終わるってことをさ。』
    『無理すんな。』
    『大事なのは今!!』
    『シロップ笑いながら飛んでたよ。』
    『そうなったらそうなったでかまわないし。』
    『やっぱ、そういうことね』
    『出ていきます。そしてあんたとは別れます。ありがとう、さようなら。ほんでもっておまえは死ね!』
    『勉強ができても頭の使い方が悪いヤツがたくさんいるだろ?』
    『そんな大人に合わせてやるのが子供の甲斐性ってもんじゃない?』
    『帰ってくるわよ。あのコの家はココだもん。』
    『アタシたちには時間がないんだからさ。ウダウダ理屈こねないで、サクサクやろーよ。』
    『世の中なんて最後に笑ったもん勝ちなんだからさぁ。』
    『トホホだよ。』
    『あの人テンションあがるととまんないのね。』
    『俺が、自分自身に、納得できるかってコトが問題だろ?』
    『それで十分じゃないですか……』
    『60過ぎればみんな同じよーなもんなんだから、』
    『「ああなんて素晴らしい世界だ」』
    『俺、ちょっと寝るわ。』
    『ま。きっと俺はどーにかなりますよ。』

    テポドンの想像がかっこよい…。ナイスガメ。

  • 綺麗なものも汚いものも、すべて透明に見える

  • いつもそこには在ったんだ。
    ただ見えなかっただけで、気づかなかっただけで、
    確かにそこに在る。

    日常にはいくつもの、絶望と希望が転がっている。
    それらの1つ1つは、一般的な意味があるのではなくて、
    超個人的な普遍性なのだ。

  • 他人が抱えてる悩みなんで知ったこっちゃないけど、覗いてみるとこんなんかなー、ってちょっとしたワクワクを抱く、そんな私も人間で悩みはあるけど、世界は素晴らしいよ。

  • 面白い世界観。すき。みんななあ、いろんなこと考えても生きてるんだろうなあ。心の弱い人、心の強い人。夢、仕事、恋人。いろいろ。
    短編集なんだけど、それぞれの話がちょっとずーつオーバーラップしてるんさ。その感じが心地いい。ゆるーく、なめらかーに。この現実の世界とも繋がってるように思えてくる。

  • モラトリアムな若者の話が、やっぱり浅野いにお先生っぽいと思いました。現実味のある結末が多くて、劇的に救われるわけじゃないけど、まあこんなもんで前向きにやってくしかないよな、という気持ちになります。

  • 学生の時に読んで、驚嘆。
    こんな世界も、あるのか、と思った。

    表紙のくまさんが、とても切ない。

全321件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1980年生まれ、漫画家。1998年、デビュー。日本の青年誌漫画を牽引してきた作家のひとり。主な作品に、『ソラニン』『おやすみプンプン』『うみべの女の子』『零落』など多数。『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を連載中。

「2019年 『漫画家入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

浅野いにおの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×