- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091816962
感想・レビュー・書評
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初版
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アイルランドの話、改めて勉強になります。
ってこれまた恥ずかしいですけれども。 -
読む度に読みごたえがある。
テーマや舞台がバラエティに富み、
知識もロマンもある。
マイノリティや弱者の視点が目立つ
ささやかな反逆・逆転にカタルシスを覚える。
冴えない中年教師の覚醒を描く「秘めたる宝」は、
女子高の雰囲気・水晶のトピックが、
なんとも言えずノスタルジック。
「青い鳥消えた」はミステリ仕立て。
何か恐ろしいことが起きる予感、
忍び寄る不安感にゾクリとさせられる。
「白い雪とノアの箱舟」は、
ノアの箱舟伝説をテーマにしたもの。
心に傷を負い、神を信じない男に起きる奇蹟。
物語の力を感じさせる。
英国国内の紛争を描く「偽りの三色旗」は、
キリスト教のプロテスタント・カトリックの
対立と合わせ、
イギリスの複雑な国内事情を教えてくれる。
ここでも戦いを憎む物語の力が光る。
「セーフハウス」は兄弟と家族の問題を、
思春期の雰囲気と
魔女や妖精・おまじないと絡ませ描く。
「化け猫荘の人々」は、
同じアパートメントに暮らす人たちの
人間模様が悲しく微笑ましい。
「アザミの紋章」は家系のロマン。
夢見がちな人なら身に覚えがある空想かも。 -
キタ!太平父さんの今までのところ最高傑作、「化け猫荘の人々」。
動物と人間愛との顛末を描くにはSAS仕込みの特殊能力はちとおおげさ。おとんの品の悪いニンマリ顔の方がしっくり来る。
とはいえ他にも秀作ぞろい。「偽りの~」前後編、最後のシーンはついしんみり。「青い鳥消えた」の巧妙さには舌を巻く。「秘めたる宝」は大人の香り。
よい。 -
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なんか、どっかの作家先生が、
「MASTERキートンは アイルランド系の名前であるダニエル・オコンネルとイングランド~日系のハーフであるキートンが一緒に仕事をしているので大変素晴らしい」
とか褒めてた。それはさうなのだが、その作品ではIRAのお姉さんでオコーナーさんも出てくるのである。
アイルランドの他のスコットランド(なんかスコティッシュケルトの方も暗いらしい)の人は、どこでもやって行けるさうである。なので本作での悲劇のをっさんは、アレなのである。うむうむ。 -
『偽りのユニオンジャック』
思いやる気持ちを大切にしたい。
『アザミの紋章』
私も、にっこりしました♪ -
学校の先生の話ときれいな写真の話が好き
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初めて MASTER KEYTON を読んでみたけど、
一話一話に重みがあって、面白かった。
それぞれの回ごとに、人間ってなんだろう、と
思うようなところがあり、どんどんと読んでしまった。 -
昔読んだときスルーして,今ならわかるディテールに気づくことがやはり多いな。立看に描かれた「造反有理 三里山空港阻止!」「○○君虐殺抗議!」とか…。
娘の百合子はなんだかよくプラカードもってプチ運動してる…。変わった子だなぁ。