ジキルとハイドと裁判員 1 (ビッグコミックス)

  • 小学館
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091824844

感想・レビュー・書評

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  • 独善的なキャラクタを描かせたら、多分藤田先生(からくりサーカスとかうしおととらとか月光条例の作者様)の次くらいに最高の作家さんが
    多分、この芸風をその身に降ろし、それを掴んだ切っ掛けじゃなかろうかとか勝手に思っている最高の漫画。

    主人公ジキル君は心の優しい真摯に被害者加害者の事を考えて働く裁判官。
    そんな彼に「過去の記録を見る力」を持つハイドが宿る。

    裁判長に逆らいつつ
    裁判員達の心証操作をする様な言動を繰り返す彼に苦言を云う先輩に詫びつつ
    彼は”正しい裁き”を行っていった。


    加害者とされている母親は夫から子と共にDVを受けていた。
    そして彼女は夫への恐怖心から子への虐待を容認するかの様な行動を取り始めてしまい、ある寒い雨の日少女はベランダから転落___
    それを涙ながらに語り、懺悔する母親。

    女児虐待ベランダ転落死事件。

    その裁判が彼を変える。

    独善的で何が悪い。

    やらない善より
    やる偽善
    そもそも偽善とかいう奴で一体誰が困るんかね?

    多分、何もしなかったお前等だけじゃね。

    ならば独善に身を染め、熱されたコールタールの様に熱く真っ黒に輝き
    自己満足と自己の偏見(常識、正義、道徳、倫理とも云う)の下
    全身全霊をもって行動しよう!

    ”ついで”に誰かも助けられるんだ!
    こんなに楽しい事はないぞ!!

  • 掲載誌を立ち読みした際に興味が惹かれた作品。人の考えていることが読めたら、有罪なのか無罪なのかわかったら、裁判においてはとてつもなく大きな影響力を及ぼすだろう…。裁判の裏側にある人間心理を独特な表現方法で演出している。

  •  裁判員制度にいち早く取り入った作品……とでもいいましょうか。
     時を止め、相手の本音がわかるようになったハイドくんが裁判を有罪にしたり無罪にしたりするお話。
     そのくらいひとがひとを裁くということはむつかしいことなのに、それをあっさりと取り入れた日本はこの先どうなっていくのでしょうか。
     裁判員でなくても間違いを犯し、冤罪も生まれ、感情に動かされる。

  • 真実を知る能力を手に入れた裁判官ジキル。
    罪の重さに値する判決に導くため、裁判員の心理を操る。
    裁く者の正義とは何か。
    普通の人間には完全な真実を見極めることなどできません。
    だから迷うし、流される。情にも弱い。
    心理操作に長けた裁判官もしくは弁護士の話術やメディアの報道によって判断を歪められる危険性が常にあります。でも法と証拠が絶対だとも言い切れません。
    裁くということを考えさせられました。

  • 結末によって判断の分かれるタイプの作品
    とりあえず続きは読んでみたい

  • デスノート+恐怖新聞+12人の怒れる男。結末が分かっているが証拠を見つけようとするジレンマ。

  • まぁまぁかな。

  • 全05巻 完結

  • なんか、あんまり好きじゃない。
    あまり話の引き込み方も主人公も魅力的じゃない。
    ただハイドのキャラが面白そうなだけ。

  • もう少し続いて欲しかった

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