重版出来! (7) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091874993

感想・レビュー・書評

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  • 作家さんにいい作品を作ってもらおうと心を砕く編集者さん、
    自分のがんばりに何か「裏づけ」がほしい作家さん、
    作品作りにのめり込み、現実との境目が曖昧になってしまう人…。
    作品を作る人、世に出す人々の光と闇が、今回も胸に迫ります。

  • アシスタントが居つかない中田伯。
    バイク便のお兄さん。
    賞が欲しい高畑一寸&高畑一寸賞。
    山縣留羽『音の作法』担当編集者の矜持。
    中田伯、単行本1巻発売に向けた”ヒキ”。

    コミックス1巻の“ヒキ”の話をしてるところでこのヒキかー!っていう衝撃。

    確かに女性は、「自分の好きなものを広めたい、好きな者同士で共感しあいたい」という気持ちと、「自分だけがこの素晴らしさを知っている」という気持ちが混在しているかも……。
    特に、ここで想定している“るうるうのファン層”と思われる大人の女性、しかも社会人になってもマンガを読んでいるような層は、その傾向が強い気がする。

  • TVドラマ化、乙!
    さりげなくバイク便、担当と作家の関係と、
    関わる仕事の話を挟み、
    何気に成長している小泉さん、
    高畑さんの漫画家魂!
    中田クン・・・どうなるのかな?は、まさに"ヒキ"だよな~!
    と、出版業界のいろいろと関わる人たちの話が満載。
    ふと「チーム出版出来!」の紹介ページが目に入る。
    うわ~本当にいろいろな人が関わっているんだ~と、
    しみじみしちゃいました。

  • 心からサポートしてくれる人がいて、標準的な人の世界では少し迷惑な人から生まれる特異な才能が世に産み出されているのだろう。

  • 漫画家の「賞」に対する思い入れを、ベテランと中堅・若手で対比させる巧い構成。読者の漫画を選ぶ基準の今昔は、まさに自分のことのように感じた。現在は読メやアマゾンなどのサイトで評判を確認して単行本を買うことが多いな~元柔道家で総合格闘技をやっている若者は今後も出てくるのかな~? なんて本筋とは関係ないところが気になってしまった(汗)

  • 努力でしか前には進まない

  • 毎号感動してますけど、7巻はるうるうの鈴木さんの〝僕は彼女に、「この作品はわたしがみつけたんだ」という喜びも一緒にプレゼントしたいんだ〟って言葉にガツンとやられた。なんでもかんでも目立たせりゃいいってもんじゃないよなぁ。ほんと大切なのは誰に届けるか。そんな体験まで届けられるって、やっぱり編集の仕事いいな…ってしみじみ思ったよ…
    あとマンガ賞の回の「死ぬ気で描いてる」にもいろいろ考えさせられる。本当は自分で読んで判断するのが正しいと思うけど、マンガの競合がマンガだけじゃなくなった今、業界全体に目を向ける施策は必要だとも思う。現に自分もそうした賞で優れた作品に出会えることもあるし…。そして面白い作品はきっとどこかで評価されるはず…! ところで、「ヒンナヒンナ」はゴールデンカムイだよね? 松田さんも好きなんだとわかって嬉しい。この話を読んで野田先生をずっと思い浮かべてました。

  • 中田伯の「ピーブ」連載開始でアシスタントに入ってもらうものの、次々と逃げられてしまう。中田の歪んだ人格形成の所以が出てくるけれど、その闇から抜け出したいのか、飲み込まれようとしているのか、危うい。ボーダーラインを易々と越えて行く予感しかしない。創造者の繊細さが吉でもあり悪しでもあるのだけれど、、、


    これからライダー宇佐見はどう関わってくるのかに期待。此奴も闇がありそうなんだよなあ。
    黒沢さん、まとめてぶん投げちゃえ。

  • ドラマでやった話が入っていて、先にドラマで見てたので妙な感じ。でもキャスティングは本当にピッタリだったなーと再認識。

  • 5〜7読んだ。東江ちゃんが…よかった!部長かっこよすぎ。作家さんが全てをかけて書いているのに、口コミとかで読む作品を考えるのは失礼なのかなぁと思った。とかいって、こういう記録つけているんだから世話ないが。

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著者プロフィール

漫画家。1996年デビュー。『えへん、龍之介。』『花吐き乙女』など独特の感性が光る作品を多数発表。2016年春にドラマ化された『重版出来!』で一躍人気作家に。2016年、デビュー20周年を迎えた。

「2017年 『【特典付き】レタスバーガープリーズ.OK,OK! 完全版 【全3巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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