倒す相手にも家族や友人がいるのだ、ということを鉄郎が考え始めた。
この葛藤はアンドロメダ編では描かれなかった部分で、もちろん鉄郎一人では割り切れない問題だが、ハーロックが戦いの覚悟を促していたのであまり心配はないかなと思う。
図らずもロウエルの親の仇になってしまった鉄郎だが、メーテルはお互い経験み、立場を理解し合えるようになれば戦いは避けられると言っている。
本当にそうなってほしいが時間が待ってくれるかは微妙な予感がする。
あとはクレアさんと鉄郎のエピソードがよかった。
ガラスの体のクレアさんを助けるために、ビルから一緒に飛び落ちて自分がクッション材になることを迷いなく行動した鉄郎に惚れてしまう気持ちはよく判る。