not simple (IKKIコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091883445

感想・レビュー・書評

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  • 友達から借りた本。

    最初の1話は話がよくわからなくって混乱した。でも次から次へと紐解かれていってあっと言わせる。これはすごい。
    一回読んでまた頭から読み直して。

    どろどろした話なのに絵のおかげでそこまで重く感じさせない。他の漫画家さんが同じテーマ、ストーリーで描いたらまた趣異なるなぁ。
    でもこの作品はこのタッチがいい。

    イアンを愛した人、憎んだ人、見守った人、無関心な人、巻き込んだ人
    いろんな人が複雑に絡み合う。

  • 映画を観ているような感覚に囚われる。救いのないストーリーだけど、唯一幸せだった瞬間をラストに持ってくる事によって、哀しさが中和される。simpleをただ願った、not simpleな男の物語。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「哀しさが中和される。」
      落ち込んだまま読み終わりそうでしたが、ラストに少しホっと出来たと言うか、、、日々の過ごし方が如何に大切かを身に沁み...
      「哀しさが中和される。」
      落ち込んだまま読み終わりそうでしたが、ラストに少しホっと出来たと言うか、、、日々の過ごし方が如何に大切かを身に沁みて感じました。
      2013/05/29
    • miya-ayimさん
      コメントありがとうございます。
      哀しいに変わりはないのですが、ラストがあのシーンで本当に良かったなと思いますね。
      コメントありがとうございます。
      哀しいに変わりはないのですが、ラストがあのシーンで本当に良かったなと思いますね。
      2013/05/30
  • 普通じゃない人ほど

    自分の事を普通と思っているものですよね

    自分の中で当たり前なだけで

    そう タイトルが示す彼のように



    友人が言ってた


    映画のような漫画


    興味を惹く言葉だ



    人からすすめられるもの

    自分でたまたま興味を持って見たり聞いたりするよりもちゃんと租借しようとする傾向あり



    この漫画のような話しの展開・構成をとると何処が話しの終わりか分からないですね

    読者に漫画の終わりを委ねる漫画

    そんな印象を持ちました


    話しの内容もなかなかでした

    ・・・上から目線ですみません



    彼にとって美しい時間で漫画を終わりにさせた所に著者の人間性を勝手に感じ取ります




    ネットサーフィンでこの漫画について


    悲しくて、切ないけれど、暖かいお話


    って感想をブログで書いている人がいた

    あなたが誰だか僕は見当もつかないけれど

    僕が思うにあなたがそう思うのは

    あなたが人のために悲しくなれたり切なくなれる暖かい人だからなんですよ


    普段だったら気にも止めない他人の感想をこんな風に思えるのは

    物語がそうさせたのかもしれない

  • 神様に見放された主人公イアンの悲劇の物語。

    外国の無声映画を見ているようなカラッとした漫画でした。
    内容はドロッとしてるんだけど。

    全ての登場人物が、誰かを想うが故に誰かを傷付けて、すれ違う。
    話自体は多分好きな方なんだけど、
    このパワーパフガールズ的な絵がどうもしっくりこないかなぁ。

    自分勝手な発言をお許し頂けるのなら、
    松本大洋に描いてほしい感じ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「松本大洋に描いてほしい感じ。 」
      どんな風になるだろう、、、もっとズッシリ感じそうですね。
      「パワーパフガールズ的な絵が」
      って何だろうと...
      「松本大洋に描いてほしい感じ。 」
      どんな風になるだろう、、、もっとズッシリ感じそうですね。
      「パワーパフガールズ的な絵が」
      って何だろうと思ったら、、、思わず「違う」って呟いてしまいました。私は様式に当て嵌めて、余分なモノを削ぎ落としたみたいな感が、内容に合ってると思いました。。。
      2013/07/05
  • 切ない。
    その一言。

    青年イアンと
    彼を見守る人たちのお話。

    どうして、どうして。と言いたくなりますが
    これが彼の現実なのです。

    これを悲劇と呼ばずして何と言おう。
    そうはっきりと言えるのに、
    絶望で終わらないのは
    イアンの底抜けの明るさと純粋さのせいだと思います。

  • リスパラは読んでいたものの、五葉からオノ先生にはまった身としては、表紙だけ見てどうなの?と思っていた一作。
    しかし、これは1、2を争うお気に入り作品。
    作中作のような形になっており、アメリカのロードムービーを彷彿させる。
    シンプルではない人生を登場人物たちは必死に走っている。
    その切なさと、悲しい結末まても温かく包み込む作者の優しさ。
    もっとたくさんの人に読んで欲しい作品。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「温かく包み込む作者の優しさ」
      こんなのアリなの?と言うのが正直な感想。
      どうしようもなく辛いけど、ラストに救われた思いがする(時制では最後...
      「温かく包み込む作者の優しさ」
      こんなのアリなの?と言うのが正直な感想。
      どうしようもなく辛いけど、ラストに救われた思いがする(時制では最後じゃないけどね)。
      2012/12/18
  • イアンの人生はまさに「not simple」。
    だけど彼が望んでいたのは本当に「simple」なことだったんだよなあ…。

    読み終わった今もイアンの笑顔が頭から離れない。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「イアンの笑顔が」
      絶望的なまでに哀しい話だけど、彼の笑顔に救われる気がしますね、、、
      「イアンの笑顔が」
      絶望的なまでに哀しい話だけど、彼の笑顔に救われる気がしますね、、、
      2013/03/25
  • 読んでいて胸が痛かったけど、
    でも読んでよかったと思える漫画でした。

    主人公の人生が波乱万丈すぎる・・・。
    でもさすがオノ先生、登場人物の一言一言に
    重みがあって、名言続出だなあと。

    読み終わって、友人が安易に手を触れなかった理由がきちんと
    わかってなんだか納得しまくりでした。
    最後のあの黒髪の後ろ姿はやっぱり彼なのでしょうか??

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「重みがあって、名言続出だなあと。」
      へぇ~次はコレを読もうかな。。。
      「重みがあって、名言続出だなあと。」
      へぇ~次はコレを読もうかな。。。
      2012/05/18
  • オノナツメさん最近はまりました。
    ハイテンポでストーリーが進んでいくので楽です。

    どうしようもなく不幸な話。
    でもエピローグが最高に幸せです。
    「人は概ね自分で思っているほど幸福でも不幸でもない」ってほんとにね。

    同じくオノナツメさんの『GENTE』で、ジジがトリノに行く話
    あれと雰囲気が同じかなあ。

  • すごく純粋な人のすごく救われないお話。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      作者は、どうしてこんな悲しい話を描いたのかなぁ
      作者は、どうしてこんな悲しい話を描いたのかなぁ
      2012/06/02
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著者プロフィール

2003年『LA QUINTA CAMERA』 でデビュー。『さらい屋五葉』(全8巻/小学館)『リストランテ・パラディーゾ』(全4巻/太田出版)『ACCA13区監察課』(全6巻/スクウェア・エニックス)など映像化作品も多数。
「モーニング・ツー」では『Danza』(全1巻)『COPPERS』(全2巻)『つらつらわらじ』(全5巻)『ハヴ・ア・グレイト・サンデー』(全4巻)を連載。

「2023年 『ザ・ゲームスターズ(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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