魔女 (1) (IKKI COMICS)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1434
感想 : 122
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091884619

感想・レビュー・書評

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  •  全ての男は、魔女を追いかけて、いなくなる。

     この物語を読んで僕は、そんなことを思った。
     男って、どこかに魔女を探しているのではないかな。
     最初に会うのは、母親という魔女。
     そして、祖母という魔女。(母親を超えた=超魔女)
     しばらくすると、初恋だったり猛烈に好きになったりした女性(他者としての魔女)
     最後に、自分を看取ってくれるであろう魔女(上の魔女と同一人物の場合もあるが、女性は変身するもの。ある意味別人の場合も。そして、男より長生きの可能性が高い)
     
     魔女を見つけることが、幸せを見つける近道かもしれない。

     なーんてね。

  • 以前、吾郎の日記にコメントした時の『魔女』。
    オレ、ここに載せてると思っていたのだが(苦笑

    この世界もまた独特だよな。
    オレ雑誌ってあんまり読まないのだが、IKKIって雑誌の表紙に惹かれて買ったときに載っていたのが『KU A RU PU』
    精霊とか魂とか、あんまり気にした事がないのだが妙に納得。
    目に見えない世界ってのを見るのは怖いけども楽しそうだ。

  • 独特の世界観で描かれた魔女の話
    視点によって善にも悪にも見えるヒトの見せ方はリアル
    自然とヒトと社会の調和とかテーマは壮大


  • 素晴らしいの一言。

    本当にオススメしたいマンガ。
    ボールペンで描かれている事にも驚き。

  •  アニメ映画「魔女の宅急便」でキキは友人ウルスラに、魔法は血であることを告げるシーンがある。
     魔を司る女たちの血。受け継がれるのは知識だけではないということを、この作品もまた訴えかけてくる。端正ではないがその極めて泥臭く見せかけているコマの中に詰め込まれた情報量の豊かさは特筆すべきだろう。
     世の中に漫画は恐ろしい数存在するが、この作品のように「漫画でなければ成し得なかったであろう表現の仕方」を見せつけてくる作品はとても貴重だ。
     こんな内容はとても文や映像では表せないだろう。
     あくまでも「魔」ではなく「女」に焦点を当ててみせるのが上手い。読みだしたら止まらなくなる上、何度でも読み返してしまいたくなる。
     絵柄の好き嫌いはあるだろうが、人に勧められる漫画として私はいつもこれを筆頭に挙げている。

  • 魔女にまつわる短編集。全能は魔女。世界はあまりに密で、悪意にも優しさにも満ちている。

  • 081109 かいじゅう〜より好みかも

  • こういう漫画が好きです。ファンタジーでここまで垢抜けた雰囲気も珍しいなと

  • 魔女=メラとかギラとか使う人、ではなく、自然と人間との橋渡し役という本来?の姿で書かれている。読んでいくうち五十嵐ワールドに引き込まれます

  • 世界観がすごすぎる作品集第1巻。深く、広く、”世界”を感じさせてくれる。絵画を連続で観ているかのような、聖書を読んでいるかのような。1コマごとの、1文字ごとの圧力が”ものすごく”、美しい作品。

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著者プロフィール

五十嵐 大介(いがらし・だいすけ)
1969年生まれ。マンガ家。2004 年『魔女』(小学館)にて文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。2009 年『海獣の子供』(小学館)にて第38回日本漫画家協会賞優秀賞および第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。同作は 2019年にSTUDIO 4℃制作によるアニメーション映画も公開され好評を博した。その他画集に『海獣とタマシイ』(小学館)、絵本に『人魚のうたがきこえる』(イースト・プレス)などがある。

「2020年 『バスザウルス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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