- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091885012
感想・レビュー・書評
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ほとんどスッキリしない短編集。もやもや感が残るが、それが儚さとなり切なさとなり懐郷になる。一応テーマ的にはシリアスではあるが、それ以外の要素に青春や煌びやかさを感じるから読みやすい。モヤッとする暑さが残る「残暑」という題にセンスを感じる。
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鬼頭莫宏氏の作品『鬼頭莫宏短編集 残暑 (2004)』を読了。 この作品、この夏にまた読み返したいなって思っていたのですが・・・ 全然、読めてなかった・・・ 読み直してみると・・ 儚くて・切なくていいですね・・・特に”残暑”と”AとR”が好きだなー。いつ読んでも。
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むっちゃいい。短編集だけど、そこに冷たさや温かさがいっぱい詰まってる。だんだん今の画風に近づいていく様子もわかって楽しい。あんまり意識しなかったけど、コマ割り面白いよねこの人……
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鬼頭さんは「ぼくらの」を読んで以来作家買いです。長編も面白いですが、個人的には短編が好き。重苦しすぎず、それでいてすっきりしすぎない良い按排。「ポチの場所」が特に好き。
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小学生ぐらいの恋愛とも言えない淡い感じは好き
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のりりんなどで知られる筆者の短編集。
繊細な線に一見淡く見える語り口でありながら、きちんと読むとかなり染み入る作品が多い。最後の作品、とても素敵です。 -
「残」暑。
残されてしまった諸々がテーマの短編集。黒い・怖い・重い・辛いといった話がなく、表紙の印象ままの漫画ばかりで安心してご覧いただけます。
ラスト2編が特に良い。 -
未レビュー消化。大人の考えができるようになった瞬間、子供時代の自分が亡くなるというワケではないが一種の消失感があるのは確か。失ったものを後悔するのは良くないことと今でも思ってますが、忘れてもいけないことなんだなとこの短篇集みて思いました。