ぼくらの (1) (IKKI COMIX)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091885029

感想・レビュー・書評

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  • 続き気になる、読みたい!

  • SFファンタジーではくくれない、一度読んでみてほしいと思う物語。
    泣いたよ、これは。何度となく。

  • セカイ系と称されているが、むしろセカイ系のフォーマットを利用して進化させたように感じさせる。


    戦っても死ぬ、戦わなくても死ぬ。どちらにしても「死」の運命にある無秩序状態の中で少年少女達は自分とは別の繋がり(社会)に何かを見いだして戦うのだ。


    セカイ系に顕著な自意識を社会にしか見いだせないように仕向けている設定は見事。それでいて、自意識を上手く表現している。

  • 全巻読破。よかった。

    生きることについて考える。

  • 私は原則として、「命」を題材にした作品に高い評価をしません
    「命」という最も大切な物をテーマにして書き上げた作品が
    つまらない物であるはずがないと信じているからです
     
    そんな私が例外的に高い評価を与えるのが、この作品です
     
    異界から攻め入ってくる謎のロボット
    戦う事ができるのは同じ謎のロボットだけ
    でもそのロボットは駆動する度にパイロットの命が代償になる
    そしてそのパイロットは子供達
     
    死の恐怖と向き合いながら、それでも戦いに臨む子供達
    彼らひとりひとりの内面が、実に丁寧に描かれています
    悩み苦しみ葛藤し、それでも自分なりの答えに辿り着き、
    戦いに臨む彼らは、儚くも美しく強く輝いて見えました
     
    これほど陰鬱になりそうな設定にも拘らず、
    むしろ爽やかな感動を与えてくれる素敵な作品です

  • これを読み終わったあとのやるせなさ・・。
    ロボット系漫画は少し苦手なのだが
    ぼくらのはすんなりと読めた。
    人物同士の絡みの描写が細かい。
    かなり重たい内容をサラっと描いてる
    感じ。
    何の罪もない未来のある子供達が
    戦って、死んでいくのに対し
    チズを妊娠させた先生が社会的制裁を
    受けずにのうのうと生きているのは
    憤りを感じるというか、鬱だなあやっぱり。

  • 巨大ロボット、パラレルワールドと本格的SFの要素がありますが、やはり鬼頭さんなので、そこは、かなりの屈折した登場人物達の葛藤があります。
    テーマはF・ブラウンの「闘技場」かなぁ

  • 面白い。大人買いしてしまった。

  • 突然突きつけられた死に向き合う子どもたちの話。重いテーマ。ストーリー作りが非常に繊細で、伏線の仕込み方など「仕掛け」が絶妙。SFとしても楽しめる。一時期流行ったエヴァ派生(セカイ系)のように見えるが、全然違う。オススメ。

  • 最終巻まで読みましたが、
    最後の最後まで素晴らしいストーリー展開だったと思います。

    アニメの展開は否定的な意見を上げる方もいるようですが
    私の場合アニメは原作よりも前に見ていたので、
    どちらも受け止めることができました。

    私も原作を先に見ていたら、
    アニメのちょっと違う展開に
    もしかしたら納得いっていなかったかもです。

著者プロフィール

1966年、愛知県出身。名古屋工業大学在学中の87年に、『残暑』で小学館新人コミック大賞に入選。95年、アフタヌーン秋の四季賞に準入選。同作を第1話として『ヴァンデミエールの翼』を連載。その後、『なるたる』『ぼくらの』『のりりん』『なにかもちがってますか』など代表作多数。


「2021年 『ヨリシロトランク(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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