- Amazon.co.jp ・マンガ (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091896995
作品紹介・あらすじ
不屈の少女の修道院暗黒活劇、堂々完結!
エーデルガルド総長率いるクラウストルム修道院が
疫病をばらまいてパニックを引き起こす計画--
総長が民心を掌握するための卑劣なる実験の準備が整う。
一方、修道女となる誓願式で、総長と対峙することを得たエラ。
修道院での宿願の3年間、復讐の幕がついに上がる!
「魔女の子」の一人でしかなかったエラがその身を賭した
闘いの行方は……!?
この最終巻はフルボリューム、272Pです!!
【編集担当からのおすすめ情報】
仲間が笑うこと、家族が穏やかに暮らすこと。
16世紀を生きるエラと仲間の少女達が、現代の私達にも人生の意味を教えてくれます。
ちっぽけな少女達が必死に掴もうとした“未来”・・・・・・・
最終巻、エラ達の闘いを見届けてほしいです。
感想・レビュー・書評
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完結。手放しで喜べる結末ではない。これからが大切なんだろうな。
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魔女狩りと称して身内を殺された「魔女の子」が送られてくる修道院での復讐譚。エマは自分を育ててくれた今で言う所の薬剤師の様な博識な「お母さん」を殺され、収容された修道院で「復讐」と言う怒りを熾火に、頭脳を駆使し、生き残ると同時に復習計画を進めて行く。気が遠くなるくらいに辛抱強く。脱獄を望む信頼できる仲間を見つけ、虎視眈々と復讐の期限を「3年目」と決め、自分の「命」を復讐を果たすまで繋げるように振る舞う。その様は、まるで小さい頃に読んだ「巌窟王」や「ガリバー旅行記」「十五少年漂流記」「ロビンソン・クルーソー」を読んでいる気分になった。
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大団円、といえば大団円。目的を果たせるか危ういところもありながら。そして、エラの中での、目的を果たすために、他の命を断つことと、それをどう引き受けて行くかの葛藤が、単純な勧善懲悪ではなく、印象に残る。