ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11)

著者 :
  • 小学館 (1998年7月17日発売)
4.03
  • (707)
  • (266)
  • (620)
  • (15)
  • (1)
本棚登録 : 3274
感想 : 349
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091912510

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人間よりもはるかに長い命を生き永らえるバンパネラであるポーの一族の歴史をえがいた連作短編形式の作品です。

    第一話「ポーの一族」は、物語の中軸となるエドガーとアランとの出会いが明らかにされます。寄宿制の学園であるセント・ウィンザーにやってきたエドガーは、地元の名士の子息であるアラン・トワイライトに出会います。アランは、エドガーの妹であるメリーベルに想いを寄せますが、ポーの一族である彼女はバンパネラであることをひとに知られてはならず、悲劇的な運命が彼らを待ち受けることになります。

    成長することのないエドガーたちは、正体をひとに知られてはならないため、人間社会のなかに入り込みながらも、彼らとおなじ時間を歩むことは許されず、やがて訪れる別れを知りながらそのときどきの時代で出会った人びととのドラマが演じられていきます。連作短編という形式がうまく生かされている作品だと感じました。

  • 図書館で借りて。教養としてというか、基礎知識として読んでおきたいと思って早何年?ずっと未読だったけれど、夜中に花組ポーを見ながらやっぱり読まないと!と思い立ち図書館で予約。
    ネットで調べて、発表順に読んだ。
    高校生の時とかに読んでいたらめちゃめちゃハマってたかも?
    今の私としてはサラッと読んで終わったけど、スケールも大きく、すごい世界。読めて良かった。やはりアランを仲間に加えるあたりが1番グッとくる。
    おそらく私はこの作品から広い意味で派生した様々な後の漫画や作品にて類似テーマに触れすぎていると思われる。さんざんこういうのハマったな…
    華優希ちゃんは素晴らしいキャスティングだったなぁと漫画を読んで改めて。舞台のラスト、2人の制服の後ろ姿が良かったな。

  • 今のBLとは一線を画す。魂の透明さみたいなものを感じる。

  • 図書館 借読

    密度がすごい。。。
    美しく耽美的。

    帰ろう、帰ろう、遠い過去へ。
    もう明日へは行かない。

    が、すごく心に残った。
    永かったね、やっと幸せに帰れたね。

  • なんか…ポエムだった。詩集読んでる感じ。
    エドガーとアランは素敵だけど私は断然トーマの心臓のほうが好き。

  • 吸血鬼の参考のために読んだら、こりゃやばいな
    ツボと萌えがぎゅうぎゅう詰めですね?
    語り継がれる物語はやはり違うな…

  • 上司が貸してくれた漫画。全3巻かな?なかなか面白かったけど、やっぱり萩尾作品では『半神』が一番好き。

  • ヴァンパイアもの。大丈夫かこれ?と疑ってたら意外に面白かった。エドガーいいね。抱える苦悩と妹メリーベルへの愛情の深さがたまらん。アランはうざい。

  • もう少し吸血鬼物を知らないうちに読みたかった。メリーベル...

  • 不老不死の悲劇。

著者プロフィール

漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年に少女漫画家として初の紫綬褒章、2017年朝日賞など受賞歴多数。

「2022年 『百億の昼と千億の夜 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

萩尾望都の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×