- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091913371
作品紹介・あらすじ
日本SF大賞に輝く傑作長編、待望の文庫化
他人の夢の中に入り込むことが出来る”夢先案内人”の渡会時夫は、ある事件から7年間眠り続ける少女・十条青羽の”夢”を探査する依頼を受けた。夢の中の青羽は幼い女の子の姿で、ある島に暮らしていた。その島「バルバラ」は時夫の息子・キリヤが密かに創っていた架空の島と何故か多くの共通点を持っている。さらに調査を進めるにつれ、浮かび上がってきたキーワードは「火星」「若返り薬」・・・。やがて!?
感想・レビュー・書評
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萩尾望都さん、紫綬褒章おめでとうございます!
少女漫画の可能性を無限にひろげてくれた方として当然といえば当然なのだけれど、ついに少女漫画もここまで認めてもらえるようになったのね;;と、永年のファンとしては、もうウルウル。。。
「バルバラ異界」は、ちょっと前の作品ですが、他人の夢に潜入することを生業とする時夫、凄惨な事件の後に眠り姫のように眠り続ける少女青羽など、萩尾さんテイストがいっぱい詰まった名作でした!
4巻一気に読み切らないと頭がついていかないほどの複雑なストーリー展開ですが、これだけの世界を構築できてしまう、すさまじいほどの想像力に圧倒されます。
「時夫」と、名前に「時」の字をもつ主人公が、はるか未来に生きる息子のキリヤに届くよう、祈りをこめて送る本がせつない。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
※全3巻セット
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傑作SF漫画。冒頭からぐいぐい引き込まれた。こんなに複雑な話を3巻でまとめられる構成力がすごい。萩尾望都作品の特徴は、密度と完成度の圧倒的な高さだと思う。
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2011-12-23
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久しぶりの萩尾望都。あぁ、いいねぇ、この萩尾望都のリズム。
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時夫さんかわいい
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両親の心臓を食べて7年間眠り続ける少女・青羽と、夢の中に入り込める夢先案内人の時夫。 少女の夢の中の世界「バルバラ」で彼らは邂逅する。
彼らの家族や、青羽について調べる研究者たちを巻き込んで、 火星人、心臓を食べる儀式、不老不死、前世と、オカルトから科学までを網羅したサイエンスファンタジー。