MW(ムウ) (2) (小学館文庫)

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著者 : 手塚治虫
  • 小学館 (1995年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091920058

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MW(ムウ) (2) (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 前半の上司に対するエグい悪事の方が悪党度は高いように思われる。
    大風呂敷になりそうな話をまとめた巨匠の手腕はお見事。

  • どんどん残虐さや悪意が表に出てきて、どう終わるんだこれは…と思いながら読み進めていきました。決して後味が良いとは言えないけれど、それもこの作品の魅力の一つだと思います。

  • いつか規制されてしまうんじゃないかと思う作品。

    だけどこれを手塚治虫がその時代に
    描いてたってことに毎回驚くんだよね。

    最後まですっきりしないけど
    一番最後の一コマは想像できちゃったかな。

    実写映画化もされてるはずだから、
    まさかこんなに重たいテーマとは知らず読み始めた…。

    でも映画版では主人公が同性愛であることなどは一切描かれていないらしい。

    一体どこを切り取って映画にしたのだろうか、笑


    気になるような、
    落胆しそうだから観たくないような。

  • 「このぼくをあわれんでくれ。地獄へ何度落ちてもあきたらない ぼくだ」
    数々のトラウマを植えつけられた一冊。きっと何度も読み返す度にトラウマを増やしてしまうのだろう。

  • 生物化学兵器
    毒ガス
    政府の隠蔽工作

    復讐?
    PTSD(Post Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)?

    こんなことが起こってないと言えるか?
    まるで311をの感じるのは浅はかすぎるか?

  • 腐女子の友達にかりました。

    てっきり腐女子あるあるで、
    普通のマンガを誇大解釈→BLにしかみえないハァハァ

    的なかんじかと思ってましたが…
    腐女子の妄想でもなんでもなく、手塚先生って、

    男同士のベッドシーンがっつり描いちゃってたのねw

    内容としては、政府が隠蔽した事故・殺人兵器をめぐる陰謀を描いたヒューマンドラマ…?
    一度起こった事故・過ちから逃れられない業を抱えた二人の男性の物語です。
    戦争の愚かさ・悲惨さを訴える要素もあるけれど、ひたすら葛藤し続ける読後感ドロドロ漫画!
    主人公・結城のサイコパスっぷりがマジで容赦ないです
    救いがなくて、やっぱり輪廻から脱せないラストも感慨深い…
    手塚作品の中ではかなり好きかもしれん。

    腐女子的には逆でもry

  • おもっしろかったあー…手塚さんほんとすごいな…。結城の危うい色気の表し方に魅力が…。賀来も「彼は人間だ!」と殺そうとしたりする癖に死にそうになったら祈るとか…素敵じゃないか。あと最後の所の神父さんと犬の巴にちょっとときめく。話は言わずもがな、正しい質問を問いかけてくれる。手塚さんはほんと人間愛が根底にある人なんだろうな…と思った。そして一気に映画もドラマも小説も観ました。

  • 犯罪に理由なんてものは無い。
    そんなようなことを、わたしの師のひとりはよく論じているのですけれども、MWを読んでいるとその点について妙に頷かせられますね。
    結城は、別に人類を滅亡させるのに理由はない。もうすぐ死に行く自分と心中させたら愉快だ。そんなような動機であれだけのことをしてのけるんです。一見、これはそれこそMWによる異常とみることだってできるのですが、案外MWを吸っていないわたしたちの中に、恐ろしい奇想天外な事件を起こす人も存在するので、あり得ないと一蹴するどころか、まさに有り得る脅威とみなすべきなのかもしれないです。
    ところで、話は変わりますが賀来神父が死んだシーンで、結城がはじめて心から(だと思いますが、彼だから演技かもしれないですね)泣いています。その後の展開を考えると、どこまでも救いがないのですが、それだけにこの場面が余計際立っているんです。果たして、結城が賀来を全く本気で好いていたのかは分からず仕舞いですが、やつも取り乱すことがあるんだな、とほくそ笑んでいただければ幸いです。

  • 意外と風刺ものだった。

  • 物語がどういう決着の仕方をするのかとハラハラ。
    結城さん色んな人をたらしこみまくりw
    罪悪感の欠片もないキャラなはずなのに、いつしか彼視点で読んでたりもする不思議。
    怒涛の展開で読ませきるあたり、やっぱり手塚治虫はすごい。

  • え!?これで終わりなの?
    ちょっと尻切れトンボ感が否めない。

    2巻にいつ巡り合えるのかとおもっていたら、ようちえんのバス停ママが貸してくれた。感謝!

    でも面白い本や漫画を読んでいる時の至福感はおいしい料理を食べる時と同じような興奮作用を私の脳内で作り出す。

    私にとっての嗜好品。そうなのだ、脳の中では本も食べ物も。

  • 自分の寿命に合わせ、化学兵器「MW」で世界を滅亡させる。主人公である悪人の犯罪衝動が、やや薄っぺらく感じられたのが残念だった。

    政治家や在日米軍を巻き込んで「MW」の奪還と逃亡が繰り広げられる。スリリングだったが、正直な話、女形の血縁者というだけでターゲットである女性の容姿から声質までコピーできてしまう御都合主義の繰り返しに興を殺がれもした。

  • あとがきより

    ありとあらゆる社会悪-暴力、裏切り、強姦、獣欲、付和雷同、無為無策・・・・・・、とりわけ政治悪を最高の悪徳として描いてみたかった。が、今となって憤慨千万なのは、すべて描き足りないまま完結させてしまった、自らの悪筆に対してである・・・・・・。


    ・・・悪筆!?これが!?

  • DVD見る前に読んどこうと思って

  • 個人的に上司の娘の殺し方が訳わからなくてサイコーにツボだったのですがユウキの行動目的がハッキリしてくるとともに話的には徐々に盛り下がったように感じてしまいました。。
    しかし他の黒手塚作品も読みたくなりました!

  • まさかの結末で、納得の結末。
    世間には正義だとか悪だとかそういった枠では区切る事の出来ないものがたくさんある。
    そんな世の中を巧みに描いている作品。

  • 毒ガスをはじめとして都合の悪いことを隠蔽しようとする政治家が汚く見えつつも、復讐のために凶悪な犯罪を犯し、最終的に人類滅亡を目指す結城の生き方、そして苦悩の中で自分を律し続ける賀来の姿。それぞれに人間の様々な面を見ることができたと思う。

    ラストは結城らしいといえばそのとおりなラスト。秀逸なラストだと感じたけど、後日譚も読んでみたくなりました。

    やや好みのわかれる作品だと思いますが、社会派ドラマやドキュメンタリーなどが好きな方には合うんじゃないでしょうか。

  • いい人なんてひとりもいないこの世界が、たぶん本物なんだろう

  • ここで終わりなんですね。
    この結末の先が気になります。

  • 手塚治虫というと、アトムなどの印象もあり
    「勧善懲悪」ものを主に書いているイメージがある。
    しかし、後に彼が「わたしはヒューマニストではない」という
    趣旨の発言をしたように彼の本質はそこにはないのだ。

    以前、彼の自伝的漫画を読んだ際に感じたのだが
    多感な時期に戦争を体験した彼は、
    この世の中に絶対的な善などというものは存在しない、
    ということに早い時期に気づいてしまったのではないのだろうか。

    『ブラック・ジャック』や『どろろ』などを見ると
    グロテスクな表現も多く、この作品では
    同性愛も取り扱われている。
    1970年代のマンガとしては、異色で革新的、
    当時これを読んだ人々は度肝を抜かれたに違いない。

    人を殺し、復讐を重ねることでしか生を実感できず、
    MWの毒に侵され感情を失ってしまった結城。
    結城を止めようと画策しつつも、彼の呪縛から
    離れられない賀来の苦悩。

    余韻を残すラストもすばらしい。
    読み返してそのからくりに気付いたときには、
    巧いなあと思わずうなってしまった。

    手塚治虫が「マンガの神様」といわえる所以は、
    彼のこの振れ幅とストーリーテリングにあるのだろう。

    あーおもしろかった。

  • 風刺作品。ラストにぞっとした。

  • 手塚治虫唯一のBL漫画だと認識してます。なんかもう人間不信とまではいかないけど酷い。これまた打ち切りにあった作品なので続きが気になる。

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