大正野郎: 山田芳裕傑作集 1 (小学館文庫 やB 1 山田芳裕傑作集 1)

著者 :
  • 小学館 (2000年1月15日発売)
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091933218

感想・レビュー・書評

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  • 最近、おしゃれな男子の間では「滝廉太郎ヘア」なるものが流行っているらしく髪型だけでなくメガネも合せてのコーディネートが人気らしいですね。(めっちゃ曖昧でざっくり…。すみません…。)ファッションだけでなく古民家改築カフェ・ゲストハウスなども、以前にもまして増えつつあるように感じます。古き良き日本への懐古主義スタイルが復権しつつあるんでしょうか。素晴らしいことです。「大正野郎」は、ファッション、生活様式、文学…全ての大正カルチャーを愛してやまないバブル時代の大学生が主人公の物語。たばこは煙管かゴールデンバッド、銭湯では亀の子たわしで垢をすり、懐中時計を愛用。趣味は切手集め。変わり者扱いされようがどこ吹く風。そんな彼の下宿生活や恋愛が、おもしろおかしく、ゆるやかに、やさしい目線で描かれます。フリーハンドでガシガシ描かれた枠線も魅力的!ルイガ●?ビ●ンキ?男は山口ベニーサイクルに乗れ!(ふじた)

  • すきだ

  • 元々デカスロンが好きで手にとった本作ですが、なんともいえない雰囲気は相変わらず良かったです。

    イラストは少々雑な感じではありますが、この作者に関してはそれすら味としてしっくり読めます。

    大正時代の様な格好や風情に憧れる大学生が主人公ですが、1988年の作品という事で時代背景も若干古いです。
    でもそこがまたいい味を出してますね、現代には無い良き時代を垣間見ることが出来てとても楽しめました。

  • 心洗われるよう

著者プロフィール

1968年、新潟市生まれ。大学在学中、「ちばてつや賞」に『大正野郎』で入賞。同作品でコミックモーニング(当時)よりデビュー。『デカスロン』『度胸星』『ジャイアント』など、斬新な着想、大胆な描写で、一歩先ゆく野心作を続々発表。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作『へうげもの』では、実在の武将茶人・古田織部の生涯を描き、「日本人」の価値観を深く掘り下げる。そして興味の対象は「文化」から「文明」へ、五百年前から五百年後へ。『望郷太郎』のはてしない旅が始まった。

「2023年 『望郷太郎(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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