お~い!竜馬 (4) (小学館文庫 こA 34)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 86
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091934048

作品紹介・あらすじ

学問ダメ、剣もダメ。おまけに泣き虫で寝小便たれ…後に、この少年が日本を変えた幕末の風雲児・坂本竜馬の青春を描ききった名作、ついに文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • 武市塾に集まった面々。しかしその後に生き残ったのは田中顕助ただ一人だという…。
    山本琢磨6生き残り、沢辺琢磨となって大正二年まで長寿を全うできた。竜馬の「武士の面子も誇りもくそくらえじゃ…命に勝るものはないきの!!」は印象的。
    吉田松陰の最期は涙ですね。辞世の歌「身はたとえ 武蔵の野辺朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」

  • 坂本竜馬の友愛を貫いた生涯!!
    身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも
    留め置かまし 大和魂
    吉田松陰の辞世の句を心に刻み
    竜馬は帰郷する。
    土佐は山内容堂のもと、
    上士と鄕士の確執が
    ますます苛烈になりつつあり、
    武市半平太を盟主として、郷士たちは
    一藩勤王を目指す「土佐勤王党」を結成する。
    さらに、吉田東洋の暗殺を決意するが
    竜馬は、武市と袂を分かち
    ひとり、己の道を模索していく。

    ●主な登場人物/坂本竜馬(土佐の郷士の末っ子。弱虫だが優しくて母思い)、坂本乙女 (竜馬の姉。男勝りで勝ち気な性格)

    ●あらすじ/土佐藩主・山内容堂によって開かれた御前試合に北辰一刀流・千葉道場代表として出場した竜馬は、一回戦で優勝候補の島田駒之助を見事に撃破。吉田松陰を通して旧知である神道無念流・斎藤道場の桂小五郎などと共に順当に勝ち上がってゆく。桂との久しぶりの再会を喜ぶ竜馬は、蟄居中である松陰の近況を尋ねるが…(第1話)。

    ●本巻の特徴/日本を代表する剣士が集められた御前試合で、見事に勝者となった竜馬。だがそんな彼に、新たなる悲劇が待ち受ける! 攘夷と倒幕、日本が大きく揺れる中、竜馬もまた大きな決断を…!!

    ●その他の登場人物/武市半平太(剣術を通して竜馬と親しくなった。武市塾を開いている)、以蔵(竜馬の幼友達。武市塾の剣術指南役)、加代(土佐城代家老の娘。結婚して江戸に住んでいるが、竜馬に恋焦がれている)、吉田松陰(元長州藩士。黒船来襲に際し、アメリカへの密航を試みるが幕府に捕縛された。幕府を倒して新しい日本を、と唱える)

  • この巻は吉田松陰(そして、その師の佐久間象山)の独壇場だなぁ。100年後、200年後の日本のために今の常識を疑い、未来をみる強さ。この思想が後の海援隊メンバーに強く引き継がれてたんだなぁ。はぁ…まさに命尽きても、魂は死なず…だなぁ。

  • 剣術試合で桂小五郎を倒して優勝する。描写のしかたを見るとほんとにあった話みたいだが。琢磨の偽装打ち首事件なども作り話っぽいけど後で後日談が出てくるのでホントなんだ。虚実がよく分らないですね。

    脱藩するまでの話だが、「龍馬伝」と雰囲気が違うとこもあってかえって丁寧な感じもして面白い。相変わらず一冊が長いけど。

  • 坂本龍馬の生涯をフィクションも交えつつたどる魅力溢れる作品です。小学生のとき、アニメ化されてNHKで放送していたんですよね(メインは少年時代)。僕は以蔵さんの大ファンでした。武田鉄矢の主題歌が意外と印象深かったなあ。

    漫画は、龍馬に限らず幕末の志士をはじめとした脇役の個性が際立っていて、内容も一品。幕末の歴史を学ぶうえでも重宝する仕上がりになっています。志士たちがどんどん非業の最期を遂げていくため、涙なしには読めません(泣)。

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