- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784092903029
作品紹介・あらすじ
友人の命を救うためバンパイアのクレスプリーとの取引で自分がバンパイアになってしまったダレン少年。半分人間、半分バンパイアとして生きていくために家族と友人を失い寂しい毎日を送っていた。ある日クレスプリーの提案で「シルク・ド・フリーク」のメンバーになり友達も出来て、ようやく笑顔がとりもどせるようになったが…。ファンタジーミステリー待望の第2弾。
感想・レビュー・書評
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つい、続けて2巻に手を伸ばしてしまった。読ませる勢いが強すぎる。
墓場から旅立ったダレンは、クレプスリーに伴い闇の世界に踏み入れ、そして再びシルク・ド・フリークへ。孤独に苛まれている中で出会う、蛇少年のエブラ。ああ、エブラが登場した!好きなキャラクターとの再会はなにものにも代え難いほどうれしい。
1巻では観客として怖れながらも楽しんだシルク・ド・フリークを、今回はサーカス団の一員として内側から触れていく。ダレンの視点が180度変わったのも楽しい。そして一団は不気味さを孕みつつも、それぞれに個性が際立っていて、どんどん愛着を抱かせられる。
そして……ダレンは失敗して、経験して、そして自己変革を遂げていく主人公だったな、と改めて。まだクレプスリーへの意識にはわだかまりはあるものの、じわりじわりと変化する2人の関係の絶妙さから目が離せない。やっぱり、クレプスリーは真摯で優しいんですよ。
サムのこともRVのことも、再読はじめたときにはさっぱり忘れていたけれど、どちらもこの2巻には欠かせない登場人物であった。そして、物語の勢いがすさまじい。ダレンの心の変化は繊細にきっちり描きあげているのに、このテンポ。読ませる力が強くてずるい小説だよなあ……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人になってしみじみ分かるクレプスリーの面倒見の良さ。
罪悪感と義務感から来る行動とはいえ、裏切る気配を見せた手下を案じて強行手段に出るのは…優しさだなぁ。
余談だけれど、他の人の「クレプスリー好きになってきた」という感想を見るのが好き。 -
子供の頃夢中になって読んだダレンシャンシリーズ。
こんなに残酷な終わり方だったか、、、2巻。
続きも読み直したい。 -
2巻目
人間の世界に区切りをつける話
死と直面する世界なので、結構切ない… -
まだ半バンパイアとしての自分に折り合いがつけられないダレンの葛藤が描かれる巻。
ダレンのことを考えて導こうとしてくれるクレプスリーの優しさも滲み出ていて、本当の父子のようになりそうだなと、2人の今後の関係性も楽しみに。 -
クレスプリーいい人すぎる……
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933-S-2
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