発達障害の改善と予防: 家庭ですべきこと、してはいけないこと (実用単行本)
- 小学館 (2016年1月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093108416
作品紹介・あらすじ
驚くべき、脳機能を改善する理論と実績
脳科学者・澤口俊之の専門は、認知脳科学、霊長類学だ。
エール大学医学部研究員、京都大学霊長類研究所助手、北海道大学医学部研究科教授を経て、
2006年人間性脳科学研究所を開設、発達障害の子供達の脳機能の改善に取り組んできた。
澤口の思いは、熱い。
発達障害は明確な脳機能障害であり、
「改善こそが最も基本的かつ重要なことは明らか」と言う。
「生まれつきなので改善できない」と信じてきた保護者に、
短期間で結果を出してみせる。
澤口は、保護者の申告やいくつかのテストや注意深い観察により、
子供の脳機能を解析し、低くなっている脳機能を上げる方法を伝える。
脳機能解析は、澤口以外では難しいが、
本書では家庭でできることを公開した。
その方法は、驚くほどシンプルだ。
ただし、同じ理屈で、脳機能を下げてしまう働きかけもあることになる。
それが「家庭でしてはいけないこと」だ。
近年、澤口を訪れる子どもの中に、
改善に時間がかかるケースが目立つようになってきた、という。
それは、世界中の論文を読んでも解決できなかった、
日本特有の現象だった。
澤口の提言とは。
【編集担当からのおすすめ情報】
澤口俊之さんの、脳科学者としての真摯な取り組みが、渾身の1冊にまとまりました。
実際に人間性脳科学研究所で脳機能の検査・改善に取り組んだ実例紹介や、保護者インタビューも掲載。澤口さんとの面談の実際も部分的に公開。
現在、世界的に見ても、これほどエビデンスのある、明らかな改善方法はない、と言っても過言ではありません。
発達障害の子どもにかかわるすべての人の必読書です。
感想・レビュー・書評
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文章が非常に読みづらくてもったいない印象。内容は興味深いものが多かった。
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長々しい文章のわりに結局どういう取り組みが予防や改善に役立つのか分かりにくかった。サッカーとピアノはいいとわかった!
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「8歳以下までなら発達障害は改善する」といい切っていて興味を持った本。脳科学者の視点で書かれているので、今まで読んできた本とは切り口が異なっていた。違った視点から物事をとらえると、考え方が凝り固まらなくてよいと、色んな意味で思った。
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発達障害は脳の障害で改善も予防もできるという著者の本。第一章はひたすら繰り返しの念押しで読むのを諦めかけたが、その後の予防になると今後の子育てへの不安が楽しみになる気がした。
殺虫剤を使わない、テレビをやめてラジオが新聞にする、スマホを使わせない、受動喫煙もしない、外で遊ばせる、幼稚園の教育を調査する
肌で抱く、話しかける、2時間未満バラエティを見せる、時間制限法のしつけ、米と魚、炭酸コーヒー禁止、出産後1時間以内に15分抱く、夫に添い寝をさせる、離乳食には苦酢辛をやめる、口で柔らかくする
箸を使う、生活習慣を身につけさせる、自由な集団遊び、少ないおもちゃの園 -
仕事の参考になればと思い、購入しました。