ママチャリお遍路1200km: サラリーマン転覆隊

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093664646

感想・レビュー・書評

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  • 勢いがあって非常に読みやすい。昔から読み慣れている流れの本(野田知佑さんも出てくるし)だからなのだろうな。
    勢いと酒で進んでいる本ではあるのだけれど、その背景には本田さんの奥様への強い思いがあり、気持ちのよいお遍路ストーリーでした。写真を見るとむちゃくちゃな道を進んでいるのが分かり、本当に頭が下がります。

  • うーん。単純にのりが違うというか、苦手というか、それだけなんだが。こういうおじさんたちののりが楽しめるようになる日が来るのだろうか。

  • 人生ってさ

    予想外のことがたくさん起こるじゃないですか

    その出来ごとに対して

    【こんなはずじゃない】

    って思うか

    【これははこれ】

    って思うかで

    人生の質っていうか

    そんなものが変わってくると思うんですよ

    人のせいにするか

    自分のせいにするか

    的な部分でもあるんだけど

    旅に出るとさ

    予想外のことが

    たくさん起こると思うんですよ

    でも

    それを受け入れて進んでいくしかないじゃないですか

    だから

    若い人には旅させろって

    言うのかなぁってこの本を読んで思いました。

    この本は

    新橋のサラリーマンが←この辺が共感ポイント

    みんな

    休みのぎりぎりまで仕事して

    お遍路行って

    ぎりぎりまでお遍路して

    直ぐに仕事に戻る

    そして

    ママチャリでお遍路を旅する話

    この本を読んでるとね

    嫌になることとかあるけど

    それを受け入れて

    生きていこうと思いますよ

    彼らの生きざまは

    かっけーす

  • 面白かった!
    お遍路さんをバスでする人がおおいことにびっくり。

  •  2006年9月から2007年8月まで雑誌BE-PALに不定期掲載されたもの。そしていまでも転覆隊はBE-PALに同じく不定期ながら掲載されているらしい。驚いた。もう20年以上続いていることになる。 『サラリーマン転覆隊』シリーズ。 このお遍路編?が単行本8冊目だ。たぶん。自信は無いけど。おそらく。 わたしは四国生まれなので、ちょっとだけ親しみ感がある。しかし88箇所のお遍路はまだ廻ってはいない。故郷の近くにある66番札所「雲辺寺」へは、小学生のころにキャンプに行ったことがあるが、そんときゃそこが88箇所の66番寺だなどとは知るよしも無かった。 転覆隊の面々はロープウェイでこの雲辺寺へは登った、と書かれている。そういやわたしも昔ロープウェイだったかな?いやそれとも、ロープウェイはまだ出来てなくてバスだったかな?とんでもなく山奥だったなあ、ということ以外はぜーんぜん覚えていないのでした。スマヌ。 ところどころにカラーページがあって隊員たちの写真とともに地図が載っている。四国の地図/地形はなんとなく判っているつもりだったのに、この本の地図はさっぱり判らなかった。その理由はスグに解ったけど、そんなんありかよー、と思ってしまった。紙面を効率よく使うために、地図の原則である上を北にして描く、ということをのっけから無視した地図なのであった。 途中に、雄叫び西橋 が書いたPageが挟まっている。西橋(+他2名)は仕事の瀬に阻まれて参加を断念したことがあって、それを取り戻す為に本隊とは違う日程(年末年始らしい)でお遍路をした。 文章の感じが隊長本田亮の書いたのとは違っている。メリハリに欠けるというか、普通というか。やはり転覆隊は、なんのかんの言っても本田亮が書かなきゃそれらしくはならない、という事が今更ながらに判ってしまった。 最後の88番札所に到着し、結願したシーンはなかなか良かった、などとと書くと「結願」という言葉に親しんでいるように思えるかもしれないけれど、この本読んで初めて知った。88箇所を廻りとおすことを「結願」というのだそうだ。良かった好かった。 この転覆隊シリーズを紹介してくれた、ようちんさん とたなぞうのおかげで、わたしも結願できた様です。ありがとう。

  • なんでママチャリ?なんだけど、体育会系のノリで区切り打ちする転覆隊の様子がイイです。
    ゴールのシーンは思わずもらい泣きしました。
    お遍路ってどんなスタイルでもアリです。

  • 1953生まれ,日本一忙しい広告代理店の部長,カヌークラブ転覆隊の隊長〜妻の病気を機にカヌー遊びを転換し,台湾製9800円のママチャリで有給を極力取らず,四国八十八カ所を巡る計画を展開。仕事の関係で一緒に行動できる者が限定されるが,遅れて参加しても出発点から再開し,追いつき,7名が完走。忙しいサラリーマンでも短期間で巡礼ができるように自転車を使うことにいささか後ろ暗い気がしたが,殆どがマイカーやバス。登りは息も絶え絶えになりながら,下りはブレーキパットを焼き尽くしながら。夜はなるべく安い宿を確保し,夕食は居酒屋でビール。「発心の徳島」「修業の高知」「菩薩の愛媛」「涅槃の香川」を5回(各回2泊3日から,3泊4日)に分けて実行。四国への行き帰りは貯まったマイレージでチケットを手に入れる。自転車は送料込みなので最初の宿に送って貰い,保管はコネを利用し,最後は伝手を辿って貰われ行く。八十八カ所に詣でることが目的ではなく,移動こそが自分を見つめ直す機会だと気づく〜なかなか面白いことをする人だ。素知らぬ顔をして会議に出た跡,新橋のトイレで着替え,四国に飛んで,自転車巡礼を行い,月曜朝の会議で出られるように帰ってくる。パンクは数知らず,ブレーキパッドも数回交換し,チェーンが切れるアクシデントや泊まった宿が翌日,竜巻で被害を受けたり,高知では雪を経験する。記録を残すことを忘れず,文章に飽きさせることがないのは流石,広告代理店に勤務するだけのことはある。笠を被り汚いなりで他の巡礼から学生に見られる。巡礼をするお年寄りからすれば若く見えるのだろう。自転車での巡礼は他にもいたが,苦しい部分は折り畳んで他の交通機関を利用する年輩女性もあり

  • はて「お遍路」?しかも「ママチャリ」?カヌーチームなのに、なんで??転覆隊隊長の奥様が、病に冒されたことに端を発したという、今回の「お遍路」。病が決して再発しないように、と、自らの足で四国88箇所1200kmを巡り、弘法大師様に願う旅となっている。というのは、もちろん本当のことだけど、内容はいつものごとく、「ガハハハハッ、ガハハハハッ」「いやいやいやいやっっっっ」「くぅぅぅぅーっ」「グビグビグビッ、プハァァーーッ」の連続なのだった。超多忙なサラリーマン9名(完走者6名)が、88箇所札所を、1年を5回(土日祭日+有休7日で計20日間)にわけてママチャリで走りきる・・・時間がないとはいえ、よくぞ完遂したものです。隊長の願いは、無事に結願されたとのこと。奥様は再発もなく過されているという、嬉しい結末つき。全行程ガイド?つき。いつものごとく写真地図も豊富だけど、今回、江戸テツ後藤氏が全てのイラストを担当してるのも、嬉しい♪楽しい♪講演会に忘年会、行ってみたかったなぁ・・・大反省。

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。1974年に日大芸術学部を卒業後、電通にCMプランナーとして入社。以後、「ピカピカの1年生」など数多くのヒットCMをつくり、国内外の広告賞を200本以上を受賞する。1990年に環境マンガ「エコノザウルス」を立ち上げ、環境啓蒙活動を始める。1997年にアウトドア雑誌「ビーパル」にてカヌーによる冒険旅の連載を始める。2011年にエグゼクティブクリエーティブディレクターとして東日本大震災時のAC広告を多数制作した後に電通を早期退社。以後はフリーランスとして、様々なクリエーティブ制作と講演活動を続けている。

「2020年 『エコかるた―楽しく学べる環境絵本―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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