- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093860703
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
再読。初めて読んだ時を懐かしく思い出しながら読みました。エリザベート・バートリーの逸話と創作の鱗病を組み合わせたり、血の呪い(遺伝的な病)、病を癒すための贄としての生き血、主人公達の際立った美貌と過剰なまでの美意識、小道具として登場するVivienne Westwoodなどのハイブランド、そして兄と妹の禁断の愛……野ばらさんが「美しい」と感じるもの全てが詰まった小説。特に鱗病とエリザベート・バートリーの取り合わせは野ばらさんの創作だと解っていても妙に説得力があって、面白い。やはりこの方が紡ぐ世界観、一貫した美意識が凄く好きだなと思いました。
-
好きです。世界観とか。美意識とか。
-
61/100
-
おもしろいよーーー!!のばら炸裂
-
澁澤龍彦 世界悪女物語に出てくるような世界なのに
笑えるし 鬱な気分にならないのは
語り口調のおかげだわ
大好きですね -
エリザベート・バートリーを彷彿とさせる結末を迎える耽美的な物語。
美に人一倍執着を持つ主人公が、美と反対の醜悪を象徴する鱗病にかかる。懸命に運命に抗う様は、異様であり、驚嘆に値すると思う。 -
今日行った貸本喫茶にて
野ばら作品のなかでもなかなか上位にすきかな まずタイトルと装丁がすてき
野ばらちゃんの書く美しさへの情熱はどれも凄まじい