- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861779
感想・レビュー・書評
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印象に残ったのは彼女の言葉。
恋と勉強の両立の困難に悩む彼女がふっきれたときの言葉。
「今は仮定でいいと思う。
私のこの手に素晴らしい力が宿っていると仮定しよう。
そうしたら、もっともっと先まで歩いていける。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋人を通じて、降りてくる優しさを実感できる小説。
10代、20代の初々しい恋愛真っ只中の人たちに、適しているお話に想う。
恋人と、“世界三大美徳”とは何かと、真剣に考えて答える誠実さは、忘れかけていたモノを蘇らせてくれた。
恋のスタンプカードがたまれば、それと引き換えに、“世界三大美徳のひとつ”と交換できる。
あと、ひとつを知るために、探し歩く。
素直に、ただ、好きな異性と接することのシンプルさが素敵だ。 -
拍手を送りたい
とても爽やかな
清々しい小話でした
坂本君にも出来て、良かった!! -
「スクランブル」
夜中の交差点で。
普通のテンションでないからこそ、羽目を外した行動すらも最後の想い出になるのかもしれないな。
「突き抜けろ」
決まった時間に。
ルーティンは大切ではあるが、恋人としては互いが良いと思わなければ続けるのは難しいだろうな。
「春休み」
クールに生きる。
こんな風になりたいと考えるのは簡単だが、実際に言動に反映させてみることは大変だったろうな。
「最強の恋のうた」
決め事を破棄し。
感情に任せて行動してしまったら、楽な方に流されるばかりで正すことは中々出来なかっただろう。
「富士に至れ」
ノー残業デーに。
友達と一度言われてしまったら、恋愛感情を抱いても関係性が壊れることの方が気になりそうだな。 -
知人に薦められて読んだのですが10年は遅かった。タイトルが小っ恥ずかしすぎてこそこそ読んだ。
誰かを愛する、ということの幸せやかけがえのなさが、大学生の男女の清いお付き合いを見守りながら初々しく分かりやすく描かれている。
でも、もう今の私にはこの子たちが尊すぎてしんどい。
孫の話をきくおばあちゃんみたいな感覚になってしまった。
「絶対」を信じたくなる気持ちや、「絶対」を祈りたくなる気持ち。
わかる、わかるよそういうの。わかるけどね。 -
肉にキープなし。ずっと幸せでいてもらいたいような二人でした。でも男の子側からのもので充分だったかな。
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僕は大学生になった。足りているのか足りていないのか、こんなものかなと思う日々を過ごしていた。そして10月の文化祭のとき、彼女に出会った。彼女とはときどき会うようになって、少しだけ話をした。私は大学生になった。今度こそ彼氏をつくろうと思っていた。正しい男子を見極め、そのハートを一撃で射抜こうと思った。新学期の初日、彼はもみじ饅頭をくれた。そして私たちは映画を見に行く約束をした。
甘酸っぱい青春物語。 -
不器用な人を野暮ったくそして爽やかに後押しする話。
抱えきれないほど大きい恋心に飲み込まれようが、失恋にあらゆる水分を吸い取られようが、できることはある!って事だと思う。
機嫌良く安らかに朗らかに。
力を抜いてみたら結構どうとでもなるし、相手を想う気持ちが自分にも返ってくる現象も、恋の歌も、いろんな見えないものが大丈夫って言ってるんだよ、と。
この本が伝えたい気持ちはとても素敵だけど、一所懸命受け取ろうとしないと表面撫でるくらいのもんで あんまり伝わってこなかったな。
それにタイトル含め私はどうも気恥ずかしくてだめだ。
主人公カップルがどうして互いにそんなに好きになれたのかは謎だったし。
木戸さんのことは、「この泥臭くて馬鹿なとこがかっこいいんだろうなあ きっと…」くらいのぼんやりした感じでしか魅力が分からないあたり、自分は女だなあと思う。
あ、でも1人の人間と1人の人間が出会って恋愛が成り立っている感じ、それぞれに背景があるっていう事実が感じられたのは良かった!
意外と忘れてる気がするから。 -
大学生になって恋人ができた
木戸さんという駄目人間にも出会った
この著者の作品の雰囲気が好きだ。
世界三大美徳
礼儀 仲良し? ? -
タイトル負けしている。最強でもない平凡な恋愛小説。特段心に残るったり、迫ったりするようなことはない。