ワークソング

著者 :
  • 小学館
2.73
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本棚登録 : 39
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862127

作品紹介・あらすじ

金もやる気も夢もない、へなちょこ社長-秋邦、華麗なる男遍歴、夜遊び命のシングルマザー-ハルカ、助平だけど憎めない、すばらしき自由人-鷲尾のおっさん、作業スキルはマシーン級、不思議ちゃんな双子-野原兄妹。こんなボルト屋なのに、なぜ潰れないのか!?名作『ロックンロールミシン』の著者がおくるワーキングプア小説。

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な集まり
    キコキコ・・・
    誰も不幸にならず良かった

  • 今にも潰れそうなボルト検品工場、銀熊工業。主人公であり社長の秋邦、秋邦の妹で共同経営者のハルカ、配送専門の鷲尾、野原利人、里華兄妹。それぞれに奔走するが…。

    渋谷のBook 1stでサイン本を衝動買いして三年。現代の蟹工船なんてちょっと当時は話題になっていた気が。

    三年眠っていたのを読んでみたけど残念。鈴木正剛の、こう、軌道がずれてく感じとかのキレがあんまりなくて、結局なんだったんだろうという感じでした。残念。

  • つぶれかかったボルト検品会社の話し。ストーリー、文体にもついていけなかった。
    2011.9.9

  • ジャケ買い

  • 昔から個人的に気になっていて、全作読んでいる作家さん。

    ・あらすじ
    ロックンローラーの夢破れ、ボルトの検品会社の社長をやる気もなく続けているへなちょこ社長・秋邦。そして夜遊び大好きシングルマザー・ハルカ。ろくでもない社員達が営む会社が倒産の危機に…。

    イマイチ。登場人物のそれぞれの仕事に関する感情を綴っているんだけど、特に心に響いてくるわけでもないし、『ロックンロールミシン』の時のようなある意味でもカッコよさがなかった。久しぶりに出たなぁと思っていただけに、ちょっと残念でした。あの気だるいカッコよさが好きだったんですが…。

  • ミュージシャンの夢破れ、なんとなく親の後を継いで小さな町工場の社長になるが、やる気のない主人公。副社長はコブ付きで出戻った妹だが、クラブ遊びに夢中で頼りにならない。社員はセクハラおやじと対面恐怖症のような男女の双子。それなりにマジメにはやってても、ジリ貧で、いよいよ倒産寸前。金もアタマもない連中がどう乗り越えるのか。主人公の友人で成功したIT企業の社長の台詞がちょっと印象的。「結局、全ての仕事は売春行為と変わらない。体を買う人、売る人、雇用者と従業員の関係は対等じゃない。買われる身は僕となり、お尻の穴まで見せるくらいの覚悟がないと。」一理ある。

  • 2008/10/04-10/05
    天神

  •  キコキコキコキコキコキコキコキコ

     二組の双子。銀熊工業の行方が心配で読み進んだ。

     ポールは正論を打つだけでそうでもないが、ハルカが全面的にムカつく。


     作者紹介のところに、彼が今、「エスモードジャポンでファッションデザインの非常勤講師」と書かれてあり、驚く。

  • 登場する誰かのことを勝手に理解した(つもりになった)り、そのセリフいただき!なんてことを思わないと、SSS級までたどり着かない。おもしろくないわけではないけど、おもしろくもない。それぞれの人間がなにを考えているのかわからなかった。

  • 潰れそうな零細企業・「銀熊工業」。ネジの検品をするだけの町工場。特徴のある社員が3人。潰れそうなのをどうするのか?バンド崩れの社長が、人生を探していく。いい感じなんだけど、いまいちな感じ。ストーリー展開がドキドキしないし、人物の造詣も深まっていかない。会社を潰さない社長のスペシャルな悪戦苦闘ぶりが読みたかった。会話のセンスはるだけに、ちょっと勿体無い。

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