セカンドウィンド 3

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  • 小学館
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862752

感想・レビュー・書評

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  • ついに高校最後のシーズンそれぞれの結果を残しながら育って行く登場人物を楽しく見守りました。

  • 結構分厚かったですが、一日で読了しました。

    前巻では、主人公の洋が挫折したり、南雲一族の珍妙な生態が事細かに記述されたりで、読んでいて、なんだかなぁ、という場面がいくつかありましたが、今回は全編通してさわやかでした。

    いいのか悪いのか、というよりもそれがこのシリーズの描かれ方なんでしょうが、大会が終わった後の余韻みたいなものが全くなく、すぐに次の場面に移行していきます。
    欲を言えば、このあたりをたまには丁寧に記述してほしいなぁ、と思います。

    ところで、4もあるのかなぁ?

  • 自転車ロードレースに挑む少年の話。二部構成。

    主人公・溝口洋は高校二年生夏の大会を終えて名門・南雲学院高校自転車部のキャプテンを任される。

    第一部は、洋がキャプテンを任されながら自由時間に肩を怪我してしまい復帰を図る一方で、部には新しく理論派のコーチが赴任しハードなトレーニングを課される。
    新しいコーチは結果を求められており、予定になかった春の大会への出場を決めるが、あまりに厳しいトレーニングに疲労のたまった部員は新しいコーチに反発するようになる。

    最後に春の大会のレースシーンも出てくるが、部をまとめるキャプテンとしての役割と選手でもある立場との狭間に悩む姿が中心に描かれている。

    第二部は、春の大会で結果を出せなかったことで理論派のコーチは去り、元の体制に戻して迎えた新年度、未経験の新入生の扱いにこだわる洋は周りとの意志の疎通に悩む。

    こちらは夏の大会も含めたレースシーンも多く、これまで何度か登場していた「フォルツァ」の声の謎も登場する。

    二部通しての恋愛要素はこれまでより多く、気恥ずかしい展開もあるがなんとか顔を覆わずに読めるレベル。

    最後は高校卒業前まで描かれて思い残すところはない感じだが、この後のエピソードを読みたくもある。

    惜しむらくは巻頭の人物紹介ページの主要キャラクターのイメージ画はちょっといただけない。

  • 1,2,3と巻を重ねるごとに勢いがなくなっている気がして残念。とくに自転車レースのシーンがマンネリ化してしまっている。 でも両親の謎とかまだ残ってるし、話は続きそうだなぁ。

  • このシリーズでロードレースがより面白く見ることが出来る様になりました。

  • 本の分厚さに一瞬躊躇させられたが、読んでいる最中の風を切るような爽快感は健在。

    主人公だから仕方ないけれど、部活動、将来、恋etc...どれも洋の不器用さが目立っていた。青春小説っぽいと言ってしまえばそれまでではあるが、自転車を転がしてる描写と、もどかしい生活面の文章の対比が心に残った。だからこそ、試合のシーンが読者にとってはカタルシスになっていそう。

    私もカミノキ触って宇宙を感じたいなあ。あと、岳、がんばれ。

    …ところで、これ、まだ続くんだよね?

  • 高校生編の後編にして完結編。
    高校2年~3年にかけて。夏の大会に向けて準備するチーム、練習はさらにハードに。

    キャプテンになった洋が、チームをまとめるため奮闘していてかっこよかった。
    フォルツァ!の正体も分かりましたね。
    多恵ちゃんとのエピソードが微笑ましすぎた。

    「君たちが自転車が好きなのは(それも異常なほど愛しているのは)よく分かっている。」

  • キャプテンとなり内面的にも大きく成長した洋。
    誰もが嫌った新任の冷酷なエリートスパルタコーチとも心を通わせるようになる。
    そして自分でリミッターをかけている。それが外れればとてつもない能力があると指摘されるが、なかなか外せない洋。
    そして不釣合いと知りながらも心惹かれていた茜とも決別し、ついにリミッターを外す決心をする。
    高校生アスリートらしい気遣いや迷いなど内面をよく描けていて読了感も爽やか!!

  • 直ぐに走りたくなった

  • 「1」「2」から出版元をかえての第三巻出版。

    分厚いー。
    おもしろかった。
    けど、しかし、物語の山場は結局どこだったのか・・・?
    チーム競技としての自転車競技のおもしろさがいまいち伝わってこない、と思うのは、近藤史恵氏の著作を読んでいるから?

    ともあれ、4巻で完結ということなので、主人公がどこにたどりつくのか楽しみにしたいと思います。

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