- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094085044
作品紹介・あらすじ
溝口洋、高校二年。加速する青春の日々!
中学三年の秋、「金剛ヶ峰自転車ロードレース」に参加した溝口洋。その好成績からスポーツ推薦で南雲学院高等部に進学、活躍を期待される自転車部の中心選手の一人となっていた。
しかし、二年に進級した洋の日常は、決して順調ではなかった。気の合った乗雲寮の同室者・浅月翠は英国へと旅立っていき、後釜の同室者には病弱で神経質な後藤恒弘がやってきた。そして洋の自転車部での日々にも静かに暗雲が垂れこめてきている。
それは中三の秋の「金剛ヶ峰自転車ロードレース」に端を発していた。現キャプテン・南雲真一と最後のゴール地点まで激戦を演じた洋。しかしそこで起きた出来事は、洋の心に決して癒えない傷となって刻み込まれてしまった。そんな洋の自転車部でのポジションは下がり、親友・田村岳との間も気まずくなっていく。そして幼なじみの多恵との間にも小さな間隙が開いてしまった。
悩み苦しみ抜いてペダルを踏み続ける洋。復活のきっかけは訪れるのか?
大河自転車小説第2弾、もがき苦しむ青春群像を描く高校生編。
【編集担当からのおすすめ情報】
絶賛を呼んだ傑作自転車青春小説が、改訂の上新装文庫で登場。第1部中学生編も同時発売。
待望久しかった第3部、高校三年編も6月30日単行本発売決定!
南雲学院自転車部を空中分解寸前の危機が襲う!?
感想・レビュー・書評
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少しタイムラグがありますが、
セカンドウィンド2を読了しました。
自転車の魅力に取り付かれ、
走ることの楽しさや喜び、勝負の味をしめた1巻とは異なり、
スランプに陥ったり、思春期ならではの悩みが渦巻く2巻。
競争社会の中で生きていくことの大変さや苦しさ、
自分自身で選択をすることの責任の重さ、
中学という小さな社会の中でも、様々な重みは同じなんだな、と思えます。
各人物が自分と向き合う過程は、
今後、競技を極める中できっとプラスになるであろう。
競技よりも、メンタル部分や内面の変化が描かれているので
レースや難所に挑む展開を期待していた人には
ちょっぴり期待はずれな内容になるかもしれません。
主人公にとって、2巻で味わった思いが次の巻で花咲けばいいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自転車ロードレースを舞台にした青春小説、シリーズ第二弾。
スポーツ推薦で南雲学院高等部に進学した溝口洋。
期待されるも高校二年になり深刻なスランプに陥る。
自転車以外の周辺の話題が多く、スランブを脱した理由もよくわからなかった。
肝心の自転車に乗っている時の気持ち、レースの様子、魅力が書かれておらず、他のスポーツでもいい展開であった。
(図書館) -
おもしろくならない。登場人物がいろいろと出てくるけど、ただ出てくるだけ。つながらない。自転車にかける意気込みとかも伝わってこない。第3巻で一気にまとまるのか?期待できないか。
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停滞の第2巻。作品自体も停滞している感じ。
「…ガッカリだよ」
表紙もなんとかならないのかね。 -
前作では中学生だった主人公の洋が、自転車に力を入れている高校に入学。
自転車漬けの毎日を送っているのだれけど、長いスランプに悩まされる。
主人公が完全無敵じゃない所がリアルでまた良い味を出している。
レースの話を期待して待っていたのだけれど、サラリとしか描いてなかったのが少し残念。
最後にガツンと持ってきて欲しいところです。
洋の父親、母親の事も気になるなぁ。
しかし、自転車に乗っている時の描写が素晴らしい。
物凄く気持ち良さそうで、力を出し切った後の心地よい疲労感を疑似体験出来ました。
ラスト一冊。期待しています! -
もうすっかり「1」は忘れてしまっていたけれど、何の問題も感じない。すいすいと読めるし、飽きさせない。著者の筆力は確か。
が、ちょっと「ウジウジ期間」が長いよねー。はよう立ち直らんかい!とイライラした。
いま一番気になるのが恋の行方だったりする。ここだけはハッピーエンドにならないといけませんよ。 -
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青臭いけど感動した!
けっ!年甲斐もなく。
よし、自転車に乗るぞ! -
面白い!!