セカンドウィンド 2 (ピュアフル文庫 か 2-3)

著者 :
  • ジャイブ
3.84
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本棚登録 : 324
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861765148

作品紹介・あらすじ

金剛ヶ峯での激闘から1年-名門・南雲学院自転車部の主力として、親友の田村岳らと日々切磋琢磨する溝口洋。だが彼は、ある理由から思い切りペダルを踏み込めなくなり、調子を落とす。キャプテンの南雲真一にも叱責され、チーム内での「ポジション」にも悩み始め…。個性的なキャラクターそれぞれに共感が集まり、話題沸騰の青春スポーツ小説シリーズ、新局面に突入。

感想・レビュー・書評

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  • Ⅰの最後に「描かれなかった」レースがⅡの多くを占める洋の停滞の切っ掛けに。
    あまりにも洋がスランプなので、以前の洋を取り戻すタイミングはどこで来るのかハラハラし通しでした。
    Ⅰで生き生きと走っていた洋や岳が心身の成長と変化に苦しんでいるのも切なく、そして懐かしく、本当に丁寧に描かれた成長物語だと思います。
    登場人物が多いし不要に思えるエピソードもあるけれど、今後もっと長編になれば活きそう(でも南雲真一のフィアンセ?はやっぱり不要かも…)。
    途中のロードレース生活が良く描けているだけに最後のレース描写にはやや不満。

  • 1巻から随分と間を空けてしまったがすぐ入り込めた。

    とにかく自転車に乗ってる時の描写が好き。その描写と洋の心がリンクしているのでリアルに響いてくる。

    南雲学院高等部の自転車部のメンバーがとても個性的で飽きさせない。2巻ではライバルで親友の岳くんの病的なまでの変化に心配したり、1巻ではかなり嫌な感じで描かれていた今泉くんの洋を仲間に迎え入れたあとの態度に安堵したり。そして強烈な個性の「お嬢」というキャラが今後どのように関わってくるか楽しみ。

  • 1巻の方が面白かった。

  • 090206

  • 面白くなってきた

  • リアリティが無い。レースぜんぜんやらない。

  • 若い頃のなんでもかんでも真正面からぶつかって真剣に向き合う姿勢がまぶしすぎる一冊でした。大人になったらなんでも適当にうまくやり過ごすのが上手くなっちゃいますからね…w

  • ついうっかりして、前と違う出版社のほうで買ってしまった。
    よって、1は小学館文庫、2はピュアフル文庫ということになってしまった。

    前回より2年ほど時間が経過して、主人公は高校2年生になっています。
    前作のレースの結果はどうだったんだ~(とおじさんは怒る)。

    読んでいくうちに何があったかわかりますが、それが主人公のトラウマになっているんですね。
    自分探しをして、たいぶ回り道をしますが、自分の道をみつけていきます。
    果てしなく周回したまま自分がみつからない状態でなくてよかった。

    いろんなものを体験して、自分で納得して先へすすんでいくのは、強いです。折れないです。
    こういう子に幸せをつかんでほしいなあ、とおじさんは思います。
    努力は裏切らないはず、だから。

    今泉君がいいキャラに変身してたのは僕的に驚き。

    2012/07/31

  • 長編自転車小説の2巻目。

    スランプに陥った主人公が色んな人の温かさや様々な関わりから気力を取り戻していく。

    「自分を殺すな」と主人公に言うお祖父さんのセリフが印象的。

  • 物語は1作目終了時点から一気に1年あまりが過ぎたところから始まる。
    あれやこれやはどうなったんだろう???
    そう思いながら読みすすめていくと、ちゃんと描かれてあったり、
    まだ語られていなかったりして、楽しみは倍増です。

    とはいえ、前半はちょいと辛いです。
    1作目でトントン拍子に実力選手になりあがっていったのが
    嘘のようなスランプに陥ってるところから始まるからね。

    後半は、一気に面白さが加速します。
    幼馴染の多恵とのその後も描かれているし、
    個性的な女性陣が増えて華やかさも増している。
    恋愛方面はどうなるんだろうなー。

    そして、本筋の自転車の方でも魅力的なキャラが続々登場。
    1作目からのキャラも「大人」になってるし!
    相部屋の同室者もいいキャラだしな~

    ホントに楽しくて面白くてあっという間に読んでしまった。
    個人的に好きなシーンがいくつもありました。
    そういうところは既読者同士で語り合えたらいいなー☆

    最近ちょいと低調気味な私生活ですが、この本のおかげで救われたな。
    あー、やっぱり自転車に乗りたい!

    「やってみたい」と思わせる物語はホントに素敵なものでしょう。
    自転車競技に興味のない方でもきっと楽しめます。
    文庫本だし、ぜひぜひ読んでみてくださいなー♪

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