史上最強の内閣

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 453
感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862905

感想・レビュー・書評

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  • 今、読んでいますが、今の内閣の問題点といい点がよくわかる深い作品だと思います。

  • 荒唐無稽。でも。妥協点を見つけるのではなく、言うべきことやるべきことをきっぱりすっぱり推し進めていく『御前』をはじめとする京都の内閣の姿勢は気持ちがいい。今の日本の政治屋さんにはできないことだろう。日本の歴代の偉人の名前のパロディーみたいな登場人物が続々でてきます。もし彼らが今の世にいたら、こんな風な言動をとる・・・かも?

  • 今の日本にこんな強烈な内閣があったらいいのに!とひたすら思いながら読んだ。
    アクの強いキャラクターたちが、あんなに濃いのに、役目を果たした後のさらっとした引き際もかっこいい!
    スカッとできた一冊。

  • 北朝鮮がミサイルを撃ってくるという日本の危機に、実は京都にあったという裏の内閣「史上最強の内閣」が出てくる。
    結構タイムリーな状況で読みました。上手くいきすぎな感はあるけど、大臣(名前忘れた)が啖呵切る所とか爽快感はあった。

  • 総理大臣が「私たち内閣はいわば二軍でありまして、非常時なので一軍と交代します」というようなことを言い出し、一軍の内閣が日本のピンチに立ち向かう。

    こういうぐだぐだな展開で始まる話は好きだし共感出来るところもあったけれど、全体のテンションにはついていけなかった。
    連続して発生する国際問題に的確に対処していく内閣の手腕と、その内閣の思想がポイントだと思うのだけど、装飾がゴテゴテしていて若干邪魔ではないかという印象。
    小説内で面白おかしく書かれている部分に後味の悪いような、心地良くない感覚が残った。

    ただラストはちょっと泣きそうになった。

  • 「都立水商」を最初に友人から勧められて読んで以来、「ドスコイ警備保障」に続き三冊目の室積作品。どれも設定が破天荒なだけに映像化が目に浮かぶ。今回はその中でも割合にシリアスに読めました。途中なぜか数回頭の中で去年読んだ「プリンセス・トヨトミ」が過ぎったのは印象がどこかで繋がるのか?
    大手古本屋でも一杯見かけた本書は結構売れたと推察されますが、それなりdに読後感も良く、楽しめました。こういうあったら良いな的な内閣は意外でしたが、この発想他の作家さんでも読みたいと思いましたね。

  • 今日は望郷とゆうことで、スパイがででくる本を持ってきました。コメディたっちなのに最後に泣けます。
    みなさん、望郷の単語から色々と発想されてて面白かったです。

  • 現在のイケてない日本の世襲政治を皮肉った痛快ストーリー
    みんなが待ち焦がれる、日本政治の理想像を描いている。

    少々強引で一歩間違うと危うい部分も持ち合わせてはいるが、
    実に判りやすく、私利私欲を排した、
    本当に日本のことを考える人達による政治

    本作は、北朝鮮問題をクローズアップした内容であったが、
    教育問題や年金問題、少子高齢化問題といった日本の抱える
    様々な問題に関するストーリーも続編として読んでみたい。

  • キテレツだけど今の日本にはこんな内閣の方がよかったりして…

  • 今の日本の政治を、こんな風に風刺するのもありかと…。

    政治理念で、各キャラを紹介、設定していく序はふむふむと…。
    破の展開は、奇想天外で面白かったです…。

    見届け役のふたりは、物語には必要な人物だと思いますが…、
    急になって、ちょいちょい入る心情は、興ざめだったかも…。

    〆の円卓会議は、あまり緊迫感が伝わってこなかったかなぁ…。
    二条総理のキャラが、それまでに深まっていなかったのかも…。

    面白ぃお話だと思いましたよぉ~。
    今こそ続編として…、東日本大震災編を希望ぅ~。

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著者プロフィール

1955年山口県光市生まれ。本名の福田勝洋名義で、俳優としてテレビ・映画に多数出演、また劇団「東京地下鉄劇場」を主宰し劇作家としても活躍。2001年『都立水商!』で作家デビュー。同作はコミック化・ドラマ化もされヒット作となる。主な作品に『史上最強の内閣』『史上最強の大臣』『ドスコイ警備保障』『埋蔵金発掘課長』など。

「2022年 『森の石松、社長になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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