泣きながら、呼んだ人

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 187
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863452

感想・レビュー・書評

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  • 姉さんは、完全に正しい。

    母と娘の関係を描いた作品でありながら、作品に出てくる男性側の視点が共感を抱いた。ため息混じりに吐くような、半ば諦めにも近い感情は、女性特有?の小言を言い争いを際立たせているようだった。

  • 家族の中でも母と娘がこじれたら一番難しいのかな。この本読んでたらそう思った。4人の母の中でも菜摘の母が家族だったら大変そう。だからずっと一緒にいる菜摘の父はそれだけですごいと思う。「だましだましやっていくしかないやな、お互いさまなんだから」

  • 母娘の関係を描く連作短編
    期待はずれ

著者プロフィール

神奈川県生まれ、東京育ち。日本大学芸術学部文芸学科中退。日本推理作家協会会員。2009年、『山姫抄』(講談社)で第4回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。『泣きながら、呼んだ人』(小学館)が盛岡のさわや書店が主催する「さわベス」1位を獲得。2011年に刊行した『嫁の遺言』(講談社)が多くの書店員の熱い支持を受けベストセラーに。その他に『蛇の道行』(講談社)、『四月一日亭ものがたり』(ポプラ社)、『ひかげ旅館へいらっしゃい』(早川書房)、『ごめん。』(集英社)など。昨年刊行した『カスタード』(実業之日本社)は奇跡と癒しの物語として多くの読者を勇気づけ、本作はその続編にあたる。不器用だけど温かな人情あふれる物語には、幅広い世代にファンが多い。

「2022年 『ロータス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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