ショートショート千夜一夜

著者 :
  • 小学館
3.48
  • (7)
  • (14)
  • (22)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 197
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864473

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おもしろかった。言葉遊びから考え出されたバラエティーあふれる掌編集だった。しかも、出てくる不思議なアイテムたちは、さも当たり前のような顔をして登場する。非日常な日常感が面白い。
    あっという間に読んでしまった。お気に入りは雨ドームかな。

  • 多魔坂神社の祭りや屋台、蚤の市では、不思議なことが起こったり、不思議なものが売られたり・・・。「雨ドーム」が欲しいなぁ、そして、雨の恩恵を見てみたい。

  • お祭りであったり、蚤の市であったり……多魔坂神社を舞台にしたショートショート集。ショートショートのいいところは区切れが付きやすいところなのだが、夢中になるとつい一気読みしてしまう。
    笑い話有り、コワイ話有り、ほっこりとした話あり、ちょっと泣かせる話有り。どの物語もおもしろかった!

  • 駄洒落からのショートショート。絵描きの八百屋さんがいいなー。

  • ショートショート新鋭気質の作家・田丸雅智さんによる掌物語集です。きれいなもの、怖いもの、切ないものが揃っていて引き込まれました。
    個人的には「雨ドーム」「九須」「夕焼き屋」「さくら隠し」かな。怖いので印象的なのは「ラムネーゼ」「獅子舞の夜」。

  • ショートショートといえば星新一が思い出されるが、そんなショートショートを盛り上げようとしている作家がいると、新聞の文化欄で知り、読んでみたくなった。
    本書は、多魔坂神社の縁日や蚤の市を舞台にした物語が20編ほど収められている。どれもひねりの効いたショートショートらしい作品。ただ、個人的には、ショートショートはあまりフィットしないようで、心底感心したり、面白いと思うことはあまりなかった。もう少し、色々読んで、慣れる必要があるのかもしれないが。

  • 多摩坂神社に集う摩訶不思議な屋台。

    ちょっぴり怖い物語、夏の夜にピッタリ!

全18件中 11 - 18件を表示

著者プロフィール

(著者プロフィール)
田丸雅智(たまる まさとも)

1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。
2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。
12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。
「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。
坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、
現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。
書き方講座の内容は、2020年度から小学四年生の国語教科書(教育出版)に採用。
2021年度からは中学一年生の国語教科書(教育出版)に小説作品が掲載。
17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。
著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など多数。
メディア出演に情熱大陸、SWITCHインタビュー達人達など多数。

「2023年 『憂鬱探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田丸雅智の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×