- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093864473
感想・レビュー・書評
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おもしろかった。言葉遊びから考え出されたバラエティーあふれる掌編集だった。しかも、出てくる不思議なアイテムたちは、さも当たり前のような顔をして登場する。非日常な日常感が面白い。
あっという間に読んでしまった。お気に入りは雨ドームかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多魔坂神社の祭りや屋台、蚤の市では、不思議なことが起こったり、不思議なものが売られたり・・・。「雨ドーム」が欲しいなぁ、そして、雨の恩恵を見てみたい。
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お祭りであったり、蚤の市であったり……多魔坂神社を舞台にしたショートショート集。ショートショートのいいところは区切れが付きやすいところなのだが、夢中になるとつい一気読みしてしまう。
笑い話有り、コワイ話有り、ほっこりとした話あり、ちょっと泣かせる話有り。どの物語もおもしろかった! -
駄洒落からのショートショート。絵描きの八百屋さんがいいなー。
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ショートショート新鋭気質の作家・田丸雅智さんによる掌物語集です。きれいなもの、怖いもの、切ないものが揃っていて引き込まれました。
個人的には「雨ドーム」「九須」「夕焼き屋」「さくら隠し」かな。怖いので印象的なのは「ラムネーゼ」「獅子舞の夜」。 -
ショートショートといえば星新一が思い出されるが、そんなショートショートを盛り上げようとしている作家がいると、新聞の文化欄で知り、読んでみたくなった。
本書は、多魔坂神社の縁日や蚤の市を舞台にした物語が20編ほど収められている。どれもひねりの効いたショートショートらしい作品。ただ、個人的には、ショートショートはあまりフィットしないようで、心底感心したり、面白いと思うことはあまりなかった。もう少し、色々読んで、慣れる必要があるのかもしれないが。