- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093865630
作品紹介・あらすじ
最後の退校希望者は、誰だ?
必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩。それが、警察学校だ。警察学校第百二期短期課程の教官を務める風間公親は、警官の資質なしと見なした生徒には、容赦なく退校を命じる鬼として知られていた。その風間に校長の久光が命じたのは、「退校者ゼロ」の模範教場を作ることだった。妊娠する女生徒も現れるなか、風間はミッションをクリアできるのか!?
累計70万部のベストセラー最新作!
シリーズ初の長編!
【編集担当からのおすすめ情報】
本邦初の警察学校小説として大きな話題となり、
ベストセラーとなった『教場』。
フジテレビ開局60周年特別企画として、
木村拓哉主演でスペシャルドラマ化!
2020年新春放送予定。
『風間教場』は、「教場3」にあたるシリーズ最新作。
感想・レビュー・書評
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くそぉ。風間教官カッコイイな。
こんなにすごい心から尊敬できる教官に教えを受けたら、警察官としてだけではなく、人生そのものに大きな影響を受けることであろう。
聡明な優羽子の立ち振る舞いや、悩み戸惑いながらも前へ前へ進んでいく学生達もよかった。
今回は、風間教官の暖かな人間性と真の強さがクローズアップされ、読了後には言葉にならない感動の渦が生まれそれがなかなかやまない。
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内容紹介 (Amazonより)
最後の退校希望者は、誰だ?
必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩。それが、警察学校だ。警察学校第百二期短期課程の教官を務める風間公親は、警官の資質なしと見なした生徒には、容赦なく退校を命じる鬼として知られていた。その風間に校長の久光が命じたのは、「退校者ゼロ」の模範教場を作ることだった。妊娠する女生徒も現れるなか、風間はミッションをクリアできるのか!?
風間公親の洞察力は相変わらず鋭いです。
退校者ゼロを命じられて どう対処するのかと思いながら読みましたが やはり素晴らしい教官だと思いました。
そして、左目がその後どうなるのか 新たな気がかりが...続編を期待します。 -
シリーズ初の長編。
年始のドラマ化ですっかり有名になってしまったイメージだが、今作の風間はこれまでに比べて、だいぶ切れがなくなったように感じるし、長編にしたことで内容もメリハリが薄くなった感じが否めない。
もともと短編でトリックが秀逸な作家さんだけに、長編でちょいちょいトリックを入れていても、気づきにくいし、良さが半減してしまうのも、勿体ない。
風間の冷酷な感じでヒットした感があるのに、その風間も自らの衰えを隠せずにいたりと、人間模様を読む上には悪くない内容だけれど、もともと教場シリーズのファンとしては、冷酷なままで、とことん生徒を窮地に追い込む風間の印象が強いだけに、もう少し、その路線が読みたかったかも。
警察学校ものの先駆けだったけれど、ここに来るまでに、いろんな作家さんが警察学校を舞台にした作品を発表していることもあり、ネタもどこかで読んだことがあるような感じになってしまっているのも、しようがないのかなぁ… -
警察学校の隻眼の鬼教官・風間公親。彼が受け持つ学生たちのエピソードを描いて来た「教場」シリーズ第4弾は、初の長編。
鋭い洞察力で警察官不適格者を見破り、容赦なく退職を迫ってきた風間教官。新たに着任した学校長に命ぜられた使命は、「落伍者ゼロの教場を作れ」だった。一人でも辞めた場合は、風間自身もクビというミッション。
一癖も二癖もある学生たちが最後まで一人も欠けることなく卒業できるのか・・・
いつもと方向性は違っても、風間の学生を見る目は鋭く、彼らの隠された本心を見抜いて適時的確なアドバイスを与える。様々な蘊蓄や、小ネタ満載で楽しめるし、警察官を育てる前に人間を育てるという風間の姿勢には感動も。
読んでいる最中、気を抜くと風間がキムタクに変換されるのが残念だったけど、これもまたキムタクでドラマ化されるのかな~。
疑問なのは、これまでタイトルが「教場」、「教場2」、スピンオフの「教場0」ときて、何故今回は「教場3」ではなく「風間教場」なのか?いままでどおり短編ではなく長編だから?それとも、最後の1行がその答えなのか・・・。とすると続編は・・・。 -
このシリーズもこれで最後なのかなぁ。ずいぶんと風間さんの性格が丸くなったと感じましたが、感覚の鋭さに磨きがかかってきたのはそういう事だったのね。
TVドラマを観たので風間教官=木村拓哉になってしまいましたが、決して嫌な感じではありません。 -
伏線と謎解きがちりばめられた連作帳編。風間教官も丸くなtったなあ。一人の落後者もなく全員卒業させた上、助教も育てた風間教官はさすがだが眼が心配。今後はあるのか?