ウルトラマン創世記

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  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093874649

感想・レビュー・書評

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  • 「ワープロ使うようになると漢字が書けなくなる」などと言われて久しいけれど、本書を読むとCG(コンピュータグラフィック)の功罪が否応なく自覚されるわけだ。特撮にかける情熱、工夫ってのは、そりゃあ昔は凄かった。ウルトラQのタイトルロールなんか、工作用のりに墨汁混ぜて、白い顔料ふりかけて、回転板でグルッと回して、あのドロッとしたニュアンスを出したっていうんだから、これは執念以外の何物でもない。コンピュータでちょちょいって何でもできるようになると、こういう粘着力→想像力→創造力は失われる。ウルトラQやウルトラマンの面白さは、CG万能の現代では決して再現できないというパラドックスが興味深い。章立て・構成がいささか安易に流れるきらいはあるけれど、初耳のエピソード満載でそれなりに読み応えあり。予算不足をやりくりするために、ゴジラの着ぐるみにエリマキくっつけて怪獣ジラースいっちょ上がりとか(笑)。あと、円谷英二がウルトラマンに演技指導してる写真には思わず笑った。さすがのウルトラマンも巨匠の前では形なしです(笑)。

  • ファン限定。
    当時を懐かしめればそれでいいんです。ええ。

  • 地元の図書館で読む。いい意味で、期待はずれです。非常に読みやすい文章です。実相寺さんは、迷惑な人だったんですね。これは、予想通りです。

  • いわゆる「ウルトラマン世代」です。ウルトラQからリアルタイムで見ており、とっても懐かしく読むことが出来ました。「ウルトラマン前夜祭」再放送された事も無いと思いますが、しっかりと覚えてます。著者桜井浩子さんが書いているような大失敗とは全く思わず興奮して見ていた記憶があります。実際のところ桜井さんは実相寺監督を好きなんでしょうか嫌いなんでしょうか?楽しいエピソード満載でした。

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