- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093881371
作品紹介・あらすじ
「おしん」が悩める日本人にいっておきたかったこと。ほんとうの豊かさ、幸せとは-「生き方」と「老い方」を見失ったすべての日本人に捧げる85歳・著者渾身のラストメッセージ。
感想・レビュー・書評
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おしんを見た人は特に、見ていない人にも橋田さんの言葉は、胸響く。『生きるための知恵を持つ。現実の自分をしっかり見つめ直し、ひとりひとりが「身の丈にあった物差し」を持っていまの時代と向き合うこと。政治が悪い、社会が悪いと恨み節を並べてみても、誰も手を差し伸べてはくれないのですから』おしんの名前にちなんだ「真」「芯」「信」など12の文字の85歳の時に書かれたおしんの遺言。
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おしんを通して大切なことがたくさん書かれていた。
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昔「おしん」という題名のドラマがあったらしい。
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おしんって懐かしい響き。
もう、28年前になるんだ!タイトルに興味持って読ませてもらった。
内容は、今まで語り続けられてるお話もあったが、あの「おしん」で伝えたかったこととは、裏腹に人々の思いは、逆の方向に走り
、残念に感じられてるからこそ、「今」という時代を大切にして欲しい一心で書かれた一冊なのだ。
・真・・真心をこめて毎日を生きていますか?
・芯・・揺るぎない芯を持ってますか?
・信・・譲れない信念がありますか?
・親・・親子の関係をわきまえてますか?
・心・・心に鬼を飼っていませんか?
・深・・深謝する気持ちを忘れていませんか?
・慎・・慎みという女の武器を知っていますか?
・神・・あなただけに見える神様がいますか?
・身・・健康な身体を保つ努力をしていますか?
・伸・・伸び縮みの人生を楽しんでいますか?
・辛・・辛抱という名の灯りをともしていますか?
・新・・新たな自分探しをしていますか?
12章にわたり「しん」で語られてる今、86歳になられてる橋田さんの思いの丈が感じられた。 -
・はなまるマーケット 2010年11月4日(木) TBS系列にて紹介
ゲストの橋田壽賀子が現在発売中の「おしんの遺言」(小学館)を告知。
橋田さんがこれまで手がけてきたドラマ作品数は200本超。なかでも『おしん』は、橋田さんが伝えたかったメッセージの代弁者でもあったため、ことのほか思い入れが強い作品だといいます。全297話を改めて見てみると、愚直なおしんの生き方、老い方には学ぶべき点、見倣うべき点が驚くほど多く、その生きざますべてに、混迷する現代を生き抜くヒントがあることに気づかされます。そしてそれは老若男女を問わず、いまを生きるすべての日本人に希望の灯りをともしてくれます。「この国の未来とそれを支えるひとりひとりのために」……本書は、橋田さんが全霊をかたむけて綴った、まぎれもない「遺言」なのです。 -
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あ==懐かしい「おしん」大好きだったんだよな〜 っていってもあんまり見られなかったんだけど、本を買ってきて嵌って読んでいました。大根めし、すいとん…よくわからなかったけどそういう時代があったんだということは強烈に焼き付けられた話だった。その原作者、橋田さんの「おしん」に込めた願いやメッセージが強く強く伝わってくる「おしんの遺言」。豊かさの中で見失ってしまったこと、通り過ぎてしまうこと。どんな時でも「身の丈に合った生き方」をすることが何よりも人間にとって大事なんだと改めて認識させていただきました。あと、夫婦関係の極意も(笑)おしん、またいつか見てみたいなあ…