パリわずらい江戸わずらい

著者 :
  • 小学館
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093883603

感想・レビュー・書評

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  • さらさらーっと読める。亡くなった姑が浅田次郎のファンで、何冊も本棚に並んでいる。その中でも、気楽に読めそうなのがこれだった。

  • あちこち旅したいろんな思い、若いキァリア編集者に気遣い、日本人に軽蔑の目で見られ、嘆きながら朝食に行くくだりは笑ってしまった。
    ペンクラブの会長として、平和について述べたり、昨日だったか大江健三郎氏が亡くなられたので、作家の活動について考えさせられた。
    瀬戸内寂聴さんだって、高齢でハンガーストライキを命かけてやっていたよな。

  • 文芸に国境は無い。全ての芸術作品は人類の相続財産である。われわれは文化を通じて、ひとつの世界に生きる一つの人類だと言う理想を守らなければならない
    1つの文字に1つの世界を包懐する漢字こそ、人類最大の発明品だと私は頑なに信じている
    思想や哲学や信仰がなくとも、苦悩と誠実に向き合えば文学は立派に成立することを、この全集は証明したと思う

  • 気軽に読めて、ためになる。

    江戸時代の脚気の話、日本人の駐車の仕方が海外では…という話がおもしろかったです。

    温泉での小競り合い、ホテルのクロークでの勘違いなど、もし自分がそこにいたら、案外めんどくさいおじさんなんだろうなとも思いましたが、
    正直に書かれているのでおもしろい。

    東日本大震災の時の事も、普段の自分の習性や価値観と世の中のズレを感じたような事を書かれていて、本当に正直な方だと思いました。

  • いつもの機内誌の取りまとめエッセイ。
    短いながら凝縮された楽しいエッセイ集でした。

  • 老子の言葉が印象に残りました。

  • 面白いオジサンだ!

  • 滅多なことでは搭乗しないJALの機内誌に連載されたエッセイ集なので,楽しく読んだ。
    でも変なオヤジ、嫌なやつ的話が増えている気がする。
    2014/08/29朝の通勤電車から読み始め

  • 浅田先生のエッセイは笑えるだけでなく、いろいろ考えさせられるので好き。
    ピザ食べに行っちゃったよ…

  • 浅田次郎のエッセイ集。JAL機内誌は好きで、搭乗する度に読んでいる。しかし変わったおっちゃんだなぁと吹き出したくなる。頭を休めるのにちょうどいいかも。

著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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