保育園義務教育化

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093884303

感想・レビュー・書評

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  • 内容的には、全体的に同意です。

    保育園義務教育化、実現したらいいな、と思います。

    古市さんは、若い人の視点で、ニュースなどでも「なにもよく分かっていないフリ」をして、おじさんを困らせたりしていますが、この本も、若者がいろいろ調べてみたらこんな感じだったよ、びっくり。みたいな視点で、ある意味わかりやすく書かれています。とても頭のいい人なので、本当はいろんなことに興味関心をもってよくわかっている人なので、整理がうまいです。

    ただ日常的に、日経DUALや駒崎さんのブログやtwitter、あるいはBLOGOSなどで、育児・教育関連の記事を追っている人にとっては、内容のほぼ全ては既知の情報です。

    タイトルはインパクトがあり、タイトルどおりのことが実現すればいいと思いますが、義務化に関する内容はほぼ最終章のみです。

    気になる方は、最終章のみ立ち読みするのがよいかもしれません。

    ちなみに、駒崎さんは絶賛しています。
    http://blogos.com/article/122156/
    なお古市さんは、本著執筆にあたり、駒崎さんは暑苦しいだけじゃなくて熱い人なんだ、と誤解していた旨を述べております。

  • 感想
    ルールとナッジ。全員を保育園に入れても頭一つ抜けようとする試みは止められない。義務化したところで何年かすれば状況は現状と変わらない。

  • 子どもも育てたことがない、教育の専門家でもない古市さんが、こどもが置かれている社会状況と保育園の重要性について書いた本。育児について初めて読む分には良いかもしれないが、インターネットで調べれば出てくるようなことが羅列されているように感じた。

    【メモ】
    特に学ぶことはなかった。

  • 小説かと思ったら、作者の思ったことがつらつら書かれてあるだけだった。

  • タイトルにも掲げられている「保育園義務教育化」の具体的な提案部分をもっと掘り下げて書いて欲しかった。
    「今のトレンドについて、人が調べたこと・書いたことを元に乗っかりました」感が強すぎました。
    母親が責められがちな今の時代の空気への言及は良かったけれど、古市さんの言う「おじさん」を煽る道具にしかなっていないというか…とにかく物足りないというか、残念。

  • う〜ん。イマイチ。

    この人の本を初めて読んだが頭はいいようで、論旨はストレートですっと入ってくるものの、あまり深く考えたという感じがしない。エビデンスを元に教育が語られることを期待して読むと裏切られるだろう。

    お母さんばかりに負担が押し付けられてかわいそう。もっと早い時期から保育園に預けてもお母さんが非難されない世の中にしよう、義務化しちゃえばいいんじゃない?という情緒的な内容が中心。実際の早期教育の効果、批判などは中室氏やヘックマン氏の本に書かれている以上の内容はない。

    特に「学力の経済学」は参考にしたそうで、こと教育分野になると自分の経験談でしかモノが語られないことについても舌鋒するどく批判している割にはどこかのタレントから聞いたという話が大半を占めていたり、今ひとつ腰が定まらない。

著者プロフィール

1985年東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。2011年に若者の生態を的確に描いた『絶望の国の幸福な若者たち』で注目され、メディアでも活躍。18年に小説『平成くん、さようなら』で芥川賞候補となる。19年『百の夜は跳ねて』で再び芥川賞候補に。著書に『奈落』『アスク・ミー・ホワイ』『ヒノマル』など。

「2023年 『僕たちの月曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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