ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 618
感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093885096

感想・レビュー・書評

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  • 大人気漫画の「闇金ウシジマくん」に出てくる話を元にを、ホリエモン目線で人生論を語る本。
    正直ウシジマくんの話を上辺だけなぞった程度で、あまり深くは踏み込んでおらず、ホリエモンの持論がほとんどだった気がする。。。
    (ウシジマくんとコラボする必要あったのか?売名?笑)

    でも、やはりそこはホリエモン。内容は面白い。
    この人の作品はどれもカリスマ性があるというか、自論を強く主張しつつ相手に共感させる事に長けているように思える。
    書く文章はいつも、
    「俺はそのへんの有象無象と違うんだ」
    「こんな風に考えている奴は愚かなんだ」
    そんな事を辛らつに書き、一定の読者に凄く共感・共振させる。
    そしてそれが、「俺はホリエモンと同じ考えだ!」と錯覚させる事につながる。

    一種の洗脳に近いよね。ホリエモンとは天と地の差があるのに、同じマインドを持っているって勘違いすると言うか。

    以下ネタバレ

    p223
    「人は人のために生きているのではない。
    人は常に、自分のやりたいことのために生きるべきだ。」
    →何のために生きるのか。それを胸を張って声高々に言える人って、どれくらいいるのだろう。永遠の課題だな。
    でも確かに、人の顔色ばかり伺って死んでいくのは無駄だと思う。惰性で人生を消費するのではなく、このテーマについて、文字通り人生を賭けて考えるべきだな。


    p232
    「この世で最も悪い事の一つは、現状維持だ。
    諸行無常がこの世のたった一つの真理。変わり続け、柔軟に対応していくことでしか、私たちは生き残れない。」
    →少し強引な意見だけど、的を射ているのも事実。世の中は変わり続けている。
    現状維持が楽だからつい逃げてしまうけど、少なくとも収入面で勝ち組になりたいなら、避けては通れないよね。
    すさまじいエネルギーや負荷を、どう捉えるか。またそれらにどう立ち向かっていくか。
    そこらへんはとても大切。


    p242
    「大切なのは、他人に与える気持ち。
    相手に惜しみなく与えること。相手の想像を超える何かを与え続けることが信用を得る近道。」
    →「信用を得ること」が第一に大切と仮定した上での話。ホリエモンは自身の作品で事あるごとに「与える」大切さを説いてきている。
    与えるねぇ・・・本当に難しい。僕みたいな凡人は、つい目先の欲に振り回されるし、与えたことで得られるリターンを回収する事にまで手が回っていない。
    しかし、生きていく上で「give」が必要になっているというのは自明の理。リターンを気にせず、少しでもgiveを意識する必要がある!


    まぁウシジマくんとコラボする必要はなかったにせよ、内容は良かった。

  •  一時期から、本を執筆しよう、と構えなくてもどんどん著書が増えていくようになった堀江さんの本。
    どれを読んでも、今まで語られてきたこと、「お金は信用を数値化したものである」「諸行無常」は貫かれています。そういう意味では、書いてあることはどれも同じ、になってしまいますが、さにあらず。
     切り口や題材が変わることで、堀江さんの、そして読み手自身の新たな接点を見つけることができます。この本でいえば、カネ、それも「借金」との接点。
     
     自分が何かに「つかまれた」状態。自分でものが考えられなくなったり、自分の行動すべてに強い影響をあたえられて身動きがとれない状態が「グリップされた」状態です。

     「カネの本質を知ろう。グリップをふりほどこう。」の一文につきると思います。

     金持ちになること自体を目的にしたり、逆に、金がなくてもできることに目をつぶったり、払うべきでもないものを払おうとして人生を誤る。人ごとの間は笑っていられますが、自分もいつそうなるかわかりません。

     自由であるためには、本質をつかむことが必要だ、と思い出させてくれました。

  • 闇金ウシジマくんが好きなので、気になって読んでみた。
    ホリエモンの本を読むのは、これで十年ぶり2冊目。

    内容に関しては、いつもどおりのホリエモンの主張と
    いう感じ…笑
    日本人の働き方とか、業界人の裏話とか。

    ただ、一応はタイトル詐欺にならない程度には、闇金ウシジマくんに沿って、話が羅列される。
    無職くんとか、洗脳くんとか、原作の人物に関して、こういう人いるよね〜という話しぶり。

    ホリエモンを未読で、なおかつ彼の主張がフィットしそうな読者にはオススメ。
    逆に、ホリエモンを知る人がわざわざ読むほどではないかな。

  • 洗脳にかからないためには、自分で考えて動くこと、暇にならないこと。

  • 前近代的な学校教育によって常識を疑わないことと仲間との絆が最重要であることを植え付けられ、逆に情報を見抜く力と金の本質を学ばないまま大人になる多くの人は、狭い世界の内側だけをみて、容易に騙され、窮屈な思いをし、人生の貴重な時間を浪費する。つまり、「グリップ」される。
    本書では、常識や周りが言っている根拠が怪しそうなことを疑い、多くの優良な情報を浴びつつ自分の責任と覚悟で論理的に考え、金は信用がデータ化されただけのもので、困れば正当なところから借りれば良いだけと理解し、金は目的ではなく手段であることを理解し、できるだけ広い視野で多様な価値観と経験に触れながら、多くの選択肢から人生の決定を自分でしていくべきだと言いたかったのだろう、

  • 堀江貴文さんがマンガ『闇金ウシジマくん』を通して、お金に振り回されない生き方について語った本。

    お金の力はとても強力。お金と適切に付き合える者は自然と富が集まります。一方で、お金に執着しすぎると、いつまでも富はやってきません。お金と適切に付き合える人は、お金の本質を知っています。

    本書は、マンガ『闇金ウシジマくん』で描かれた場面を例に、お金に振り回されない知恵を堀江貴文さんが説いています。

  • 漫画にも読み方があるのだと気づかされる。ウシジマくん読みたくなった。

  • 実際にはホリエモンではない人が書いていると思われる。だがしっかり、ホリエモンの主張が反映されているところが面白い。ウシジマくんのなかの一部のみ取り上げている。

  • 「金より信用を稼げ」

    意識高い系が読むとやる気が出る本。
    堀江貴文さんの持論を読者に分かりやすいように伝えているので、共感できる人を自身のファンにしたいだろな。という印象。

    だから、ファンという形で信用を得させるための手段としてこの本を出版したと感じた。

    評価する人間ではなく評価される人間が信用を得る第一歩なのだと感じた。

  • 堀江貴文氏の今までの言葉を闇金ウシジマくんのストーリーに照らし合わせて実例のように紹介しながら進行する書籍。
    言葉だけ、漫画だけで腹落ちしない部分がある人にはより伝わる本だと思う。

著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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