これからの世界をつくる仲間たちへ

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093897648

感想・レビュー・書評

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  • (半分読んで継続を断念中)前半のWindows95の体験やその描写については自分自身と重なる部分が多く共感できた。1章で記されていることについては、体系的な分析が秀逸になされており、納得感を得やすい整理であって、これは学者ならではの切り口であった。一方で、過去についての分析でしかなく後出しジャンケン感が否めなかった。ではこれからの将来はどうあるべきなのか、どう切り開くべきなのかを「スペシャリストを目指す」「専門性を高める」等抽象概念で終わらせている点が残念である。将来についての大きなビジョン、あるべき姿、その夢とそれに対する大局的なアプローチをどう取るべきかについて著者の視点が欲しかった。

  • 魔法使いを自負するところが面白い。確かに英語やプログラミングでなく、母語で論理的思考ができることのほうが大事だというのはよくわかる。もちろん、だからといって語学ができなくていいわけじゃないけど。

  • 簡単なことを難しく書いている本。

  • 世界を変えたいなら、魔法使いになれ!と檄を飛ばす落合氏。
    魔法をかけられる受益者ではなく、魔法をかけるプラットフォマーのススメです。
    若者に流行りの「意識(だけ)高い系」とは、専門性がないので「やたら多い人脈」「評価に値しない活動歴」「意味のない頑張り」で「自分すごい」アピールする人のことと手厳しい。(P34)
    出版された2016年当時には先端だったアップワークやメカニカルタークなども紹介。
    ITがもたらした資本主義社会の構造変化(資産や経歴や出自など関係なく卓越したインターネット知識があれば億万長者も夢ではない社会の到来は、特に起業化が物理的リソースありの前提ではないため「持たざる者」でも始められる)(P70)にも言及。
    IT時代に必要な資質として「専門性」「言語化する能力」「論理力」「思考体力」「世界目線」「経済感覚」「人間主体の意識」で、これらが「魔法使い」の武器となる。(P178)
    特に、若い人には「勘違いでも自分は正しいと信じ(独善性)、他人のためになると信じて楽しんで実行できる利他性を薦めています。(P222)
    ただ1点、話題性のためか天才や秀才ではなく「変態」という言葉を使っていますが、ここはやはり「オタク(ギーク)」でよかったのでは。
    本書では、MITメディアラボ所長だった伊藤穣一氏の名前が出てきますが、本来日本初代デジタル庁就任予定だった逸材でしたが、2019年に「少女への性的虐待をした実業家からの献金問題」(献金者の性癖を知りながら匿名での寄付を促したという確信犯)で辞任、いみじくも本書での「変態」というネーミングの先見性を証明してしまいました。

  • 微妙でした

  • あんまりでした。

  • 我々世代にとっては、あの「スーパードライ」の落合信彦氏のご子息と言ったほうが分かりやすいかも。

    書いていることは”Capitalism without Capital”などの焼き直しのような内容で、IT時代には資本として物理的なリソースは必要ない、プログラミングは必須ではあるがそれは最終目的ではなく手段の一つ、日本でなく世界を相手にすればニッチビジネスでも十分に勝算がある、など、目新しい事は特にない。筑波大の教員らしいのだけどどうも何をしている人なのか、今ひとつよく分からなかった。ちょっと変わった帽子をかぶって遠くを見つめている写真といい、なんとなくついていけないものを感じでお尻がムズムズしてしまうのだけど、これがジェネレーションギャップというものなのだろう

著者プロフィール

メディアアーティスト。1987年生まれ。JST CREST xDiversityプロジェクト研究代表。
東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。
筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長、准教授、京都市立芸術大学客員教授、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学特任教授、金沢美術工芸大学客員教授。
2020年度、2021年度文化庁文化交流使、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーなどを務める。
2017~2019年まで筑波大学学長補佐、2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員,デジタル改革関連法案WG構成員などを歴任。

「2023年 『xDiversityという可能性の挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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