- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093974622
作品紹介・あらすじ
少しの努力で飛躍的に頭が良くなれる"究極的な秘密"が「数学的思考力」だった!!650万部突破の、数学、経済、投資など、数々の分野で大ベストセラーを生み出したカリスマ受験講師が、初めて明かした「最強の思考法」と「最強の勉強法」!!「どうすれば数学が得意になれるの?」「どうすれば経済のニュースが簡単に分かるの?」「どうすれば自分の考えを分かりやすく話せるの?」「どうすれば文章をうまく書けるようになるの?」…それらの答えは「数学的思考力」を身に付けることだった!数学、経済だけでなく、ビジネス、日常会話など、あらゆる分野に応用できる「数学的思考力」を、どんな数学嫌いな人にでも分かるように解説!この一冊で、あなたも驚くほど飛躍的に思考力が磨かれる!!
感想・レビュー・書評
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情報をフローチャートにまとめる
人にキチンと説明できる思考の歩幅=穴埋め
思考の骨太さ(関連度)
同じ内容であっても、バイアスのため、書き方によって与える印象は異なる
→新聞をいろいろ読んだ方が良い理由
思い込み=分かった(思考停
そんなに安く買えるのか?高く売れるのか?
何か+αのモノを生み出しているのでは?魅力的な会社に
なぜ外資?
日本企業も入札、外資が一番高値(企業体力がある)
本当にそう? 素朴な疑問“つっこみ”→論理を判断-情報の正しい理解
思い込みをする人=話の一部のみ理解
分かったつもり-自分だけの答え(思考停止)
情報-つまりコレは○○ということ?
仮説-検証
国民の声を優先して政策を決める
→問題が深刻化
→国が動く
世論調査;参考程度
仮説・検証の繰り返し 情報社会で求められるスキル
情報量多い-質もマチマチ
「情報の本質」を見抜ける-「情報の基礎」がつくれる
「情報の本質」を組み合わせて作る“全体像”
情報取得時、「これの意味は何だろう?」と考える
全体像の把握-知っておくべき知識
断片的情報-それに繋げられる情報はなにか?
常に「なぜ?」-情報のピースをつなぎ合わせていく
これは○○かな? 仮説 情報の本質 なぜ?検証
組み合わせ→全体像
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【細野真宏の数学嫌いでも数学的思考力が飛躍的に身につく本!】
「数学的思考力」とは、端的にいえば「物事の仕組みを一つ一つ整理して考える脳力のことである、と本書は定義している。本書は学生時代に数学が苦手だった方でも、論理的に思考する力を養う術を説いている。
下記に、私に当てはまったポイントを記載する。
①”分かったつもり”にならない
⇒「分かった」というレベルは人によって違う。全てを理解したつもりにならないで、常に間違っている可能性も考える。
対策:人に説明できるようにする。
フローチャートを書く。
②”思いこみ”をなくす
⇒これが最も重要かつ難しい。断片的なキーワードや知っている言葉を聞いただけで早とちりせず、最後まで話を聞く。思い込みの強い人は話を上手に聞けなかったり、説明の途中で頭がついていかなくなったりしてしまう。
対策:全体像を把握する。
ニュースを見ている時も、話を聞いている時も、仮説→検証を繰り返す。
相手の立場に立って物事を考える。
③情報の基盤を作る
⇒毎日のニュースを、他のニュースと関連付けながら考える。もちろん、「なぜ?」を繰り返していく作業は必須。
対策:全体像を把握し、そのニュースの位置づけを考える。
以上である。
「思考力」についての本をこれまでに数冊読んだが、内容的にはそれらを分かりやすくまとめたもののように感じられた。論理的な思考力を身につけたい方は、一度手にとってみることをお勧めする。 -
文系だからと数学を学ばないのは人生損してる!!
間違いなく誰でも必要な力が「数学的思考力」
数学的思考力とは、物事の仕組みを一つひとつ整理して考えることが出来る能力のこと。
情報をフローチャートにまとめることが出来る能力である。
これができるか否かで、自分の成長スピードが変わるのはもちろん、相手への説明も分かりやすくなれる。
つまり、数学ができるようななるだけに必要なのではなく、全ての科目を学ぶにあたり土台として学ぶべきなのだ。
他に印象に残ったこととして、著者は数学を勉強することに対し、はっきりと言っている。
数学は最初は暗記科目。
最低限の公式と解法を覚えたあとは、考える科目。
うーん、なんてシンプル!! -
よく自分の頭で考えろと言われますが、みなさん、考えることができますか?私は、そもそも考え方がよくわからず、どうしたら自分の頭で様々な事象を考えられるのか、その方法を探して読書をしています。この本は、何故、日本人は考えることが苦手なのか、どうしたら自分の頭で考えられるのかが具体的に理解しやすく書かれている本です‼️
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フローチャートを用いた論理的思考の説明がとても分かりやすかったし、教育技術に応用しやすそうだと思った。また、数学の苦手な生徒の考え方はまさに高校時代の自分と困り感がダブっていた。問題の本質を掴むって言葉がすごく腑に落ちた。自分はこの問題を本当に知らないのか、と疑うことや、今までの問題とどう違うのか、今までの知識では解けないか、などを考えることが大切だったんだな。でも多分まだ私は、論理的思考について、この本で述べられていたことについて全然分かっていないと思う。というか、そう思おう。じゃなきゃ思考停止に陥るから、それが大事だって。
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魅力的なタイトルと、イラスト入りでわかりやすそうな中身に引かれて買った本。
しかし、期待していたほどの内容ではなかった(細野さんごめんなさい)。
まず、太字が多すぎて文が読みにくい(これでは何のための強調かわからない。明朝体で統一してくれればよかったのに…と思う)。
そして、「point」にたびたび出てくる「論理洞察力を用いて…」という表現。
論理的思考力を身につけたい人が読んでいるのに、これはおかしいんじゃないかなと思った。
読者が知りたいのは「その論理洞察力って何なのですか?」ということだと思うのだけど。
y=X2的な勉強法(=わからないことはそのままにしないで徹底的に考える)、「小・中学校の問題は、大学生になって(上から見渡すことができるようになって)初めて余裕をもって考えることができるようになる」というのには納得できた。 -
数学的思考力=論理的に情報を整理し、物事の本質を捉える能力の事である。
情報を得ることは簡単、しかし膨大な情報が溢れすぎている現代において、惑わされずに自分の頭で考える能力の価値は高くなっている。
常日頃から「仮説→検証」を繰り返し、時には自分自身にもツッコミを入れつつ考え続ける事で、思考力は高まっていく。
ロジカルシンキングの本は色々あるけど、この本ほど分かりやすく、思考の本質を語っている本は無いと思う。オススメです。 -
数学を学ぶことで身に着けられる、思考の要素についての理解など、いかに日常生活で数学の思考が役に立つのかと言う事を紹介している本。
個人的に、「思考の歩幅」の説明を読んで、自分の説明が通じない場面の理由がわかった気がした。
著者は高校時代の途中までダメダメの生徒だったようだが思い立って勉強して急成長したらしい。
そのため数学嫌いの人の思考回路もわかると言っている。個人的にもなぜ教科書がわかりづらいのか?という著者の回答(公式の証明に重点が置かれて、「どうやったら実際に問題が解けるのか」についてあまり解説されていない=公式を使うには、証明を理解しないと使ってはいけない。と教科書の編集者は考えている)には、「なるほどだから自分たちは数学がつまらなかったのか」と納得ができた。
また「分かったつもり」から抜け出すための「数学的思考力」「思考の歩幅」についての説明は非常にわかり易かった。(わかる=伝えられる) -
学校を卒業してから加減乗除を使うことはあっても、高校で習った微分積分、三角関数を使うことは殆どありません。来年には高校生になる娘からは尋ねられるかもしれませんが、数学的知識は生活には使われていないのが実情です。
但し、特に証明問題で鍛えられた、この本のタイトルで述べられている「数学的思考」については使うことが多く、その意味では高校や予備校時代に習った数学には感謝しています。
この本では、数学的思考の大切さが述べられていて、それを使うことでニュースで言われている経済的な問題を、論理的に考えることができることが、実例とともに数多く示されています。ベストセラーだけあって、とても分かりやすく説明されていて興味の持てる本でした。
以下は気になったポイントです。
・学校の教科者がわかりにくいのは、多くの学生は「公式の使い方」を知りたがっているのに、「公式の証明」に紙面を費やしているから(p19)
・「分かったつもり」から抜け出すには、”分かった基準”の違いを知る必要があり、具体的には「数学的思考」と「思考の歩幅」が必要(p27、29)
・数学的思考とは、物事の仕組みを一つ一つ整理して考えることができる能力で、数学を勉強する際に身につけられる思考力(p29)
・人に話しをするときに、「心地よい思考の歩幅は何段なのか」を考える必要あり、自分の論理を見直してみることで、自分の論理の欠陥に気づくことも可能(p59)
・勉強とは、上から見渡すことができるようになると、全体像(本当の意味)が見えるようになる(p93)
・ハゲタカファンドと言われたリップルウッドは、三菱商事や日興証券等の日本企業の4割が、資本を出資していた(p131)
・宝くじにいて当選金は全体の46%であることから、宝くじは元本が一気に46%に減少する商品であるが、法律に定められているように地元にお金を還元する社会貢献をしている(p154、156)
・仮説を立てるときに重要なのは、8割程度の高い確率であり得て、2割程度で違う場合もあり得るということを認識しておくこと(p163)
・話を始める前に、一言だけでも”どんな意図で話をするか”を先に言うと、相手も空気が読みやすくなって会話がスムーズになる(P216)
・「なぜハチが飛べるか」は、航空力学だけでは説明不能、空気には粘度があって、ハチのように体が小さいと、空気の粘り気が強く影響するから、小さい虫が高いビルから落ちても大丈夫なのと同じ(P237)
・47都道府県になった明治21年には7万超あった市町村が、2006年3月末には1821になる(P255)
・情報の本質が見抜ける人とは、情報を色分け(情報を本当に意味するものは何か)出来る人のことである、それには仮説を立て、検証によって本質を見極める努力を続けること(P282)