逆説の日本史4 中世鳴動編(小学館文庫): ケガレ思想と差別の謎 (小学館文庫 R い- 1-4)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094020045

感想・レビュー・書評

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  • (2008/03/20読了)

  • 「六歌仙」と「源氏物語」の謎、推理小説のようでとても面白かったー 平安時代はやっぱりくそみそに言われるなあ… 穢れ思想うんぬんについては顔面に水ぶっかけられたようなそんな 目が覚める思いです。

  • 日本人の精神性の本質。
    自分の中に見いだせるか?ケガレ忌避思想
    差別を生む、世界でも稀な理由とは?

    ハマります

  • 国語のセンセのおすすめ。
    ものすごく興味深い話ばかり。
    もっとつきつめて知りたい。

  • 逆説の日本史第4巻!!遂に武士・侍・もののふ(くどい!)が登場します♪
    「源氏物語」「竹取物語」に隠された意外な事実!!とても面白かった。自分は、日本史の授業は、現代史を小学生の頃からしっかり教えた方が良いと思っていた。「大宝律令」や「大化の改新」よりも、近代日本史を教える方がより身になると考えていたが、このシリーズを読んでその考えが変わった。この本を読むうちに“歴史は繰り返す”と云う言葉が脳裏に浮かんで消えないのである。
    平安時代が、今の日本の状況と酷似している事。何故、日本人は軍隊を毛嫌いするのか?憲法第9条で軍隊を放棄しておきながら軍事力(自衛隊)を有し、しかも自衛隊法と云う法律まである矛盾。平安時代でも同じ事がおこっていた!!そして軍隊を毛嫌いし、部落差別をする日本人のケガレ思想に大いに納得した第4巻であった。
    軍隊を放棄した平安時代がホントに平和な日本であったか…逆であった事実。国民・国家を守るもの=軍隊がなかった平安日本で、人々は武器を持ち自分で自分を守らなければならなかった…それが、武士の始まりであった。

    軍隊を排除した平安時代のあとに、誰の時代が来たか!平安時代を今の日本と捉えると…。歴史は繰り返すのか

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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