PLATONIC SEX(小学館文庫) (小学館文庫 R い- 22-1)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094023961

感想・レビュー・書評

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  • 故・飯島愛の自伝。

    携帯小説みたいな感じなので読みやすい反面、性的・反社会的な描写があるのでその手の表現が苦手な人には不向きかも。
    自分は彼女の壮絶な人生が知れて、面白かった。

  • おもしろかった。
    なんかすごい人生やなぁ。こんな人おるんやなぁ。犯罪にはしらんくてよかったな、、
    子育て怖いわ
    子供褒めて育てよう。

  • 飯島愛さんのことはよく知らない私だったが、とても面白く読んだ。

    実体験に基づいて幼少期の非行時代から一人暮らし時代、芸能界時代に渡って余すところなく主観的に記述されている。
    その夜の世界っぷりが生々しくて危うく、未体験の出来事の連続に興味が寄せられる。

    何より良かったのは構成。最後には家族と仲直りしたことに安心感を覚えた……かと思いきや、母親が娘の非行時代に残していた日記が衝撃。
    まだ私は22歳だから親の気持ちってなんとなく分かり始めた程度だったが、想像を遥かに超えていた。
    まさに「人を傷つけるのならば自分が傷ついたほうがいい」に尽きる。

    ノンフィクションに勝るドラマはないってのを体現しているかもしれない本。

  • 親が厳しくてグレてしまった話。
    最終的にはav女優になる飯島愛だが彼女は昔よくタレントでも出ており、ハッキリモノをいう、派手な女性というイメージが強い。
    グレてしまってavに出たが、最後には親と会って和解したもハッピーエンドでこの本は終わる。

    この本で学ぶべき事は子供に対してあまりにも厳しい接しない。頑張った時は褒めてあげる。
    どんなにグレても人の心を少しでも残っていれば親と和解し合えることができる。
    最後に親の日記を読んで親の愛情を感じることができて親と和解するが、すべてが間違った育て方をしたわけではない事が分かる。
    キャバやavなど当時のぎりバブル世代に生きた飯島愛なので派手な生活をら伺えるが最後は人の愛情が大事だと気づいていた。
    彼女の師匠よべるお金があって結婚もして子供も生まれたけど離婚して、結局糒モノが手に入らなかったとある。
    やはり人間の気持が行き通うココロの部分はお金では買えないのだ。

  • 本棚の整理の際にふと手に取り再読。
    買った当時に読了したかどうかも不明なくらいだったけど、なぜか読みたくなり完読。
    ご本人がもういないと思うと、とても重みのある内容に感じれた。私がもしも親になって子供が思春期になったときにもう一度読み返したい。

  • 飯島愛の心の叫び、自分探し、今が愉しければそれでいい、と言ったような過ごし方。色々な男と出会い、夜を過ごし身体を駆け抜けていく。自分の性体験を隠すこと無く描いている。

  • 愛ちゃんのこと、今更ながらもっと知りたくなった本でした。家族て大事。

  • 飯島さんの人生って壮絶だね。と思いました。
    わかりやすい内容で読みやすかった。

  •  この本は、古本屋で100円で買った。当然、だれかが売ったのだ。奥付けを見ると、2009年に増刷されたもの。つまり、売った主は、飯島愛が死んでから本書を手に入れたことになる。彼は、あるいは彼女は、なぜ売ったのだろう。

     2008年の12月。飯島愛死去のニュースを見て、わたしは動揺した。すぐさま、好きな男にメールを打った。仕事も手につかなかった。別に、特別好きだったわけでもないのに。男は「引きずられるから、あまり考えるな」といった。わたしは自殺だと思って疑わなかったし、肺炎だと報じられても信じ込んでいた。いまでは、どちらでもいいと思っている。飯島愛がもうこの世にいない、という事実が転がるだけだ。男とは翌日に会った。飯島愛の名前を口にすることはなかった。おそらく、意識的ではない。心が満たされるとき、悪いことはすべて姿を消す。男が帰ったあと、わたしはまた飯島愛のことを考えた。読後、そんな自分を思い出した。

     はじめて見たときから、彼女に嫌悪感を覚えることがなかったのはどうしてだろう。昔から、AV女優を嫌うことがなかった。堕ちている、とも思っていなかった。なぜだか、好きだとすら思っていた。差別意識を持たない人間だったわけではない。売りさばかれる、消費される存在に対して、無意識に哀しみを覚えていたのだろうか。人前でにこにこしているアイドルたちから目が離せなかったのと同じように。哀しさは、なににも変えがたい魅力だ。

     わたしは本書を古本屋で買った。それは、飯島愛にもう印税が入ることはないからだ。

  • 変なタイミングですが、読みたかったので。押し付けがましくなく、だから含蓄ある何かを求めているひとには「?」が残るかもしれませんが、伝わることは伝わる文体。彼女がもうこの世にいないと思うと、不思議な感じです。

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