- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094061659
作品紹介・あらすじ
大人気コミックの映画版を完全ノベライズ!
行方知れずだった父の葬式で、三姉妹は腹違いの妹に出会う。大人以上に気丈な異母妹―すずに、長女の幸は声をかける。「一緒に暮らさない?」
しっかり者の長女・幸。姉とぶつかることの多い次女・佳乃。マイペースな三女・千佳。そして、不倫の子であると負い目を抱えながらも鎌倉に来る決意をした四女、すず。四姉妹の生活が始まったが…。
鎌倉を舞台に、人の強さ、弱さ、優しさを温かい視点で描いた累計250万部突破・マンガ大賞2013受賞、「flowers」で連載中の大人気コミック『海街diary』を実写映画化、その完全ノベライズをお届け!
2015年6月13日公開。監督・脚本は是枝裕和、四姉妹キャストは綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。
感想・レビュー・書評
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終始あたたかい気持ちになり続ける小説。
ドキドキハラハラとか、とにかく早く次のページを読みたい!といった気持ちにはならないんだけど、この世界にどっぷり浸かっていたい気持ちになれる。
こういうの好きだなぁ。
余談だけど、原作は吉田秋生って後から知った。
この人のマンガ、バナナフィッシュはほんと名作だと思う。 -
この前に読んだ本ですっかり心やられてか?
心穏やかに楽しくサラサラ読めた。
ラストはなんとなくウルッときて、リハビリには丁度いい本でした。 -
突然読みたくなった。映画を見ていたから文章がスルスル入っていく。
なんかいいなって思う、この4姉妹。
コミックは読んでないけど、映画のキャスティングも最高だと思う。
映画をまた見たくなったな。 -
鎌倉の古い家で暮らす三姉妹。
父の葬式をキッカケに腹違いの妹との生活を始める。
映画は見ずにこのノベライズを読みました。
終始優しい物語でしたが、
後半の幸とすずの蝉時雨の見晴台のシーンは、
本当に感動した。
気を遣わないでいられる居場所。 -
映画のみ視聴だけど、自分の記録のために残す。
母親の大好きな映画で、何度も何度も見返しているのは知っていたけど、反抗期だった私はあえて見なかった作品。今考えれば勿体ないことをした。
女三姉妹の末っ子である私は、見終えてから無性に姉たちに会いたくなった。長女と次女がちょっとバチバチして、三女はそれをハラハラしながら見てるとか、そういう感じがとてもリアルだった。
音の少ない映画が好きなので、最初から穏やかな雰囲気に一気に引き込まれた。このまま4人の姉妹が仲良くなっていく様子が最後まで続くのかと思ったが、最後にすずが気持ちを吐き出し、本物の姉妹に近づくことの出来るような場面があって、わたしもほっとした。
姉達3人が、すずを大事にしていることがよくわかるそれぞれの描写があって、そういうものを見るたびに、わたしも姉たちに愛されてきたんだな、といいような少しくすぐったい気持ちになった。
1番好きなのは次女かもしれない。
一見、自由奔放でサバサバしているように見えて、面倒見もよく、はっきりとものを言い、でも3女やすずからしたら頼れる姉なのである。
人のために動いたり、お世話になった人のお葬式では誰よりも涙していたり、なんだか人間味の溢れるキャラクターだった。 -
まだ映画を見てないからわからない部分もあったのかも知れないけどよかった。映画も原作も見てみたくなる本だった。
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映画が大好きで、小説も大切に取っています。
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もし、“姉妹”の一員として生まれ育ったとしたらどんな人生を送るんだろう。
いろいろなことを思い巡らせました。