あなたの明かりが消えること (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094063769

作品紹介・あらすじ

読み終えた後、瞼の裏に何が映りますか?

読後、きっと家族を抱きしめたくなります。
涙がとめどなく溢れ出る、感動の物語!
読み始める前に、必ずハンカチのご用意を……!!

たびたび有名人と浮き名を流す著名な近代日本画家・来栖(くるす)現と、一途に彼を支え続ける妻・佳世。
家族の枠を超えた大きな愛で人々を包み込む佳世のもとには、いつもたくさんの人が訪れる。
佳世の存在は、現や娘の愛子、愛子の彼氏・哲生だけでなく、佳世が営む小料理屋の常連など、皆の心を優しく温めていた。
放蕩の限りを尽くしてきた現は、佳世が心臓の病気で亡くなった際も旅先から帰らず、葬儀も欠席する。
結局喪主を務めることになった娘の愛子は、それ以来父親を許すことができず、自らも連絡を絶ってしまう。
ところがある時、愛子の息子・春也が、佳世の死後小料理屋を切り盛りしていた倉田すみ江を通じて、会ったことがないはずの現と手紙のやり取りをしていることに気づく――。

『三軒茶屋星座館』シリーズで話題の著者が描いた、愛しくも切ない家族小説。
――あなたは家族を大切にできていますか?

感想・レビュー・書評

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  • 著名な近代日本画家の来栖現と、一途に彼を支え続ける美しい妻・佳世。家族の枠を超えた大きな愛で人々を包み込む佳世のもとには、いつもたくさんの人が訪れていた。たびたび有名人と浮き名を流す現は、佳世が亡くなった際も旅先から帰らず、連絡すら取れないまま葬儀を欠席する。喪主を務めることになった娘の愛子は、それ以来父親を許すことができず、連絡を絶っていた。ある時、愛子の息子・春也が会ったことのないはずの現と手紙のやり取りをしていることに気づき…。孤独な日本画家と、それを支える一人の女性を描いた、愛しく切ない家族小説。

  • 家族の大きな愛に胸を打たれる。それだけに現の行動の理由に興味があったのだが、何とも短絡的に思えた。
    あらすじ(背表紙より)
    著名な近代日本画家の来栖現と、一途に彼を支え続ける美しい妻・佳世。家族の枠を超えた大きな愛で人々を包み込む佳世のもとには、いつもたくさんの人が訪れていた。たびたび有名人と浮き名を流す現は、佳世が亡くなった際も旅先から帰らず、連絡すら取れないまま葬儀を欠席する。喪主を務めることになった娘の愛子は、それ以来父親を許すことができず、連絡を絶っていた。ある時、愛子の息子・春也が会ったことのないはずの現と手紙のやり取りをしていることに気づき―。孤独な日本画家と、それを支える一人の女性を描いた、愛しく切ない家族小説。

  • 家族の愛のお話。佳世さんが皆を包み込む温かい性格で、とても魅力的でした。そんな佳世が支え続けた夫の現はなぜ佳世の葬儀に現れなかったのか。中々核心に迫らず、やきもきさせられた割に軽く書かれていたのが物足りなくて残念でした。

  • とても良かった。

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著者プロフィール

作家。1976年東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。東京三菱銀行退行後、バーテンダー、香水プランナーなどを経て、小説「シャンペイン・キャデラック」で三田文學新人賞を受賞しデビュー。主な著書に「オワ婚」(2012年/幻冬舎)、「三軒茶屋星座館」シリーズ(講談社)など。映画やドラマの脚本も多数手掛ける。

「2021年 『恋侍 ー中目黒世直し編ー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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