- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094065077
感想・レビュー・書評
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こんなれた感じになってきた。。
パターンはいつも同じ。
そこに驚きはあまりない。
そんなうまいこといくかいな⁈と、ツッコミを入れたくなることも多々ある。
でも、その決まったストーリー展開が読みやすいのは確か。
ハラハラドキドキしないで済むから、さらっと読めるのかもしれない。
別れの原因になった親子丼。
亡き息子の優しさが詰まったシュウマイ。
妻と息子が好きだったのに、とんな味だったか思い出せないきつねうどん。
夕食を家でとらない元夫が毎晩食べていたおでん。
遭難しかけた時に見知らぬおばあさんが食べさせてくれた芋煮。
一目惚れをした彼が完成させたかったハヤシライス。
いろんな思い出がつまった料理たち。
いくつかを読んで思うのは、素直に生きた方が良い。っていう生き方。
覆水盆に返らず。後の祭り。後悔先に立たず。
分かってはいるけれど、それをうまくできないのが人間なのかもしれないけど。
探し出した食。
味だけではなく、必ず分かることが一つ。
その食を通して、その人の優しさを知る。
食事って、単に食べることだけではなく、その人となりがわかるものなんだよね。
そして、それは、記憶にも残る。
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こなれてきた感のあるワンパターンなストーリー運び、サラサラ読めて難しい読書の息抜きによい。京都旅行のお供にもオススメ。一つ選ぶなら焼売かな、親が子を思う気持ちを描く作品は個人的には反則と思うほど弱いので。。
ところで、今までシリーズ全てを読んできたがあまり思い出せないことに愕然となる。
紋切り型のストーリー運び故丁寧に読んでいないことの査証かもしれない。 -
シリーズ第5巻もええ話がいっぱいでした。もうショーケンでの続編(ドラマ)があり得ないのが悲しい・・・
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涙腺がゆるむお話が今回は多い。
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今回は思い出の食捜しというより、思い出の人の食捜し?(^^;)まぁ私の好物ばかりだから良い♪でも食捜しの依頼前に流が作ってくれる「おまかせ」の方を食べたいな~(^q^)こいしは食捜しの聞き役なのに、相変わらず いけず な気がする(--;)
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別れが原因になった親子丼、亡き息子の優しさが
詰まっていた焼売、妻と息子が好きだった
きつねうどん…。鴨川食堂には、今日も人生の
迷い人が訪れる。美味しいミステリー第5弾。 -
いつも通りです。
こいしがすぐに喧嘩腰になるのが気になります。一応客商売ですよね? -
STORY BOX2017年10月号:親子丼、11月号:焼売、12月号:芋煮、2018年1月号:おでん、2月号:きつねうどん、書下ろし:ハヤシライス、の6つの短編を2018年4月小学館文庫から刊行。シリーズ5作目。食を探すコージーミステリー。親子丼では、現存のお店が営業中で、かつ鴨川食堂のご近所なのに流さんが、再現するところは、違和感ありました。探偵事務所のルールなんでしょうね。
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二冊目まで読んでいて、三冊目だと思ったら、間にあと二冊も出ていた!
とても好きなシリーズ。いつもながら、初回来店時に出る松花堂のような料理がすごく食べたい。丁寧でしかもなかなかのこだわり高級食材。
それがちょびっとずつ入っていて、ワインまで出る。あー、たまりません。
話も丁寧で料理と同じく味わい深い。食を見つけた経緯を書かず、数週間後にその料理を食べるところまでとぶところがすっきりしていてよい。その後に経緯を伝えてくれるので、料理を味わう登場人物のように落ち着いた気持ちで読める。 -
シリーズ第5弾は
わりとあっさり風味が多かったかな。
以前やったドラマもすごく良かったので
またやってくれたらいいな。
【図書館・初読・8月5日読了】