一等星の恋 (小学館文庫 な 34-1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094068108

作品紹介・あらすじ

星、天体をテーマに切ない恋愛世界を綴る

★一等星の恋・・・天体観測が趣味の玲史が心を震わせる憧れの彼女。いつも会うのは暗闇の中。顔はわからない。玲史は、二人で交わしたある約束を心待ちにするが……。切なさの中に、ひとさじ恋愛ミステリー要素を加えて。
★星球・・・演劇の脚本家の卵、女子大生の朋子が主人公。劇団演出家の大人の彼に密かに思いを寄せるが、恋敵は多いようで……。ピュアな片想いを、笑いをスパイスに描く。
★The Last Light・・・定年退職後、妻を亡くした老人男性、小泉。新しい妻を見つけようと流行のお見合いパーティーに出かけるのだが。人生最期の、柔らかな恋の予感。
★七夕の旅・・・戦争が引き裂いた家族の絆。その後、75年経ち、孫世代の私たちが見つけた、ある兄弟の真実の愛とは。胸が熱くなる家族愛、絆。
★星を拾う・・・毎日仕事に追われあくせく生きる麻衣子が出会った、星の時間を生きる、不思議な男性。彼が残したものは……。文庫書き下ろし作品です。このほか、笑いあり涙ありの2編も加わった、計7つの物語。
心がキュンとしたり、癒やされたり、ときめいたり、笑ったり。色々な感情を呼び起こしてくれる一冊です。


【編集担当からのおすすめ情報】
夜空に様々な星があるように、人生も様々。恋愛小説といっても、そこにはそれぞれの想いや背負ってきた人生があります。そのすべてを優しいユーモアと共感度高いリアルな描写で描ききった、とても素敵な短編小説集です。
最終話『星を拾う』は、文庫化にあたっての特別書き下ろし作品。
巻末解説は、宇宙飛行士の山崎直子さん。この作品の魅力を天体や宇宙のエピソードを交えて綴ってくださいました。この素晴らしい巻末解説も、要チェックです。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙とタイトルに引かれて、この本を手にとりました。
    著者の作品を読むのは初めてです。
    「一等星の恋」を読み終わって、短編集という事に気づき、巻末の山崎直子さんの解説を読んですべての作品に宇宙が関係してたんだ、と気づくというくらい、何も考えずに純粋に作品を楽しめました。
    私も星や宇宙が好きです。夜、外にでてただ空を見上げる時間、最近はなかなかとれませんが、大切だなと感じました。

    一番心に残ったのは七夕の旅です。
    車窓からの景色をどんな気持ちで見ていたのか、千代子さんは七夕の笹に小袋を見た時にどんな事を思ったのか、読んだあとの余韻が響きました。

    でも、「一等星の恋」というタイトルで素敵な表紙ですが、収録作品はみんな恋愛という視点ではひとくせふたくせある話ばかりだったなぁと思いました。


  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00607688

    〈 書籍の内容 〉
    星、天体をテーマに切ない恋愛世界を綴る
    ★一等星の恋・・・天体観測が趣味の玲史が心を震わせる憧れの彼女。いつも会うのは暗闇の中。顔はわからない。玲史は、二人で交わしたある約束を心待ちにするが……。切なさの中に、ひとさじ恋愛ミステリー要素を加えて。
    ★星球・・・演劇の脚本家の卵、女子大生の朋子が主人公。劇団演出家の大人の彼に密かに思いを寄せるが、恋敵は多いようで……。ピュアな片想いを、笑いをスパイスに描く。
    ★The Last Light・・・定年退職後、妻を亡くした老人男性、小泉。新しい妻を見つけようと流行のお見合いパーティーに出かけるのだが。人生最期の、柔らかな恋の予感。
    ★七夕の旅・・・戦争が引き裂いた家族の絆。その後、75年経ち、孫世代の私たちが見つけた、ある兄弟の真実の愛とは。胸が熱くなる家族愛、絆。
    ★星を拾う・・・毎日仕事に追われあくせく生きる麻衣子が出会った、星の時間を生きる、不思議な男性。彼が残したものは……。文庫書き下ろし作品です。このほか、笑いあり涙ありの2編も加わった、計7つの物語。
    心がキュンとしたり、癒やされたり、ときめいたり、笑ったり。色々な感情を呼び起こしてくれる一冊です。

    〈 編集者からのおすすめ情報 〉
     夜空に様々な星があるように、人生も様々。恋愛小説といっても、そこにはそれぞれの想いや背負ってきた人生があります。そのすべてを優しいユーモアと共感度高いリアルな描写で描ききった、とても素敵な短編小説集です。
     最終話『星を拾う』は、文庫化にあたっての特別書き下ろし作品。
     巻末解説は、宇宙飛行士の山崎直子さん。この作品の魅力を天体や宇宙のエピソードを交えて綴ってくださいました。この素晴らしい巻末解説も、要チェックです。(出版社HPより)

  • 星・天体をテーマに人間模様を描く。7つの物語が収録されている。最後の物語「星を拾う」は日々忙しく働いている人におすすめ。

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著者プロフィール

1969年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務の後、劇作家として活躍。2007年「ミチユキ→キサラギ」で第3回仙台劇のまち戯曲賞大賞、12年「春昼遊戯」で第4回泉鏡花記念金沢戯曲大賞優秀賞を受賞。13年に『お父さんと伊藤さん』で第8回小説現代長編新人賞を受賞し、小説家デビュー。著書に『おまめごとの島』『星球』がある。

「2017年 『PTAグランパ! 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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