風間教場 (小学館文庫 な 17-5)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094068528

感想・レビュー・書評

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  •  教場シリーズ第4弾。本作はシリーズ初の長編。シリーズ時系列としては、最後に位置する。内容的には、風間公親の最終章といった印象が強い。
     テレビドラマでは鬼教官の印象が強いが、小説ではそれほど鬼教官の印象は感じない。特に本作では、風間自身も歳をとってきたせいか、鬼というより老獪といった感じが強い。ただ、観察眼の鋭さや分析力の高さは健在。
     長編ではあるが、話はところどころ切り替わるので、それほどの長さは感じずに読むことができる。

  • ドラマと違い、やっぱり原作の方が風間の人間性や思考がよくわかる
    1と2作目と違い、生徒より風間自体を主体に書いてあるので新たな読みごたえが加わってた気がする

  • 2023.5.2

  • (実際に読んだのは電子書籍)

  • 今回がシリーズラストになると思われる。
    結末を知って読み返すとまた違った味わいがありそう。

  • 短期課程の新入生、新任の校長。命じられたのは退校者ゼロ
    、達成できなければクビ。って適性が無くても警官にしろってこと?う~~ん、それってどうなんでしょうか?
    と思っていたら終盤に…… なるほどでした。

  • 先日ドラマがあったので、分からないところを補強するために読んだ。ドラマは脚色を加えたせいで色々おかしくなった様子。記者志望だった兼村のエピソードが好きなので見てみたかった気も。
    とにかく鬼の印象だった風間教官だけど、厳しさの中にあたたかさが見えるようになったような?次から次へと退校にする剃刀加減も良かったけど、在校のまま立ち直らせる今回のも素敵。
    教官への違和感がうっすらとあったので事実が分かった時には驚きより腑に落ちた。完璧超人の教官にも弱点か、と思っていたが、もしかしてより超人になっただけかもしれない。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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